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zoom RSS 八郎兵衛

<<   作成日時 : 2011/02/27 20:12   >>

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皆さま 大変ご無沙汰しております。地唄FAN管理人です。
随分暖かくなってきて、春はもうすぐそこまで近づいている感じですが、皆様 如何お過ごしでしょうか?

本日は富山 清琴師演奏による「八郎兵衛」をアップ致します。色々見てはみたのですが、「はちろびょうえ」と読むらしいこと。地唄の祭文物と言うジャンルらしいことだけしか分からず、作曲者、歌詞の情報などが不明ですので、もしご存知の方がおられましたら、何卒よろしくご協力のほどお願いいたします。


喜音院様から歌詞のご提供を頂きましたので、補わせていただきます。
喜音院様 本当に有難う御座いました。






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  Special thanks to ありす様 : 喜音院様  

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浮名を流す堀江川、流れに淀む捨て小舟、つながぬ縁は是非もなや、恋路の鬼か、丹波屋の、妻に通いしかね言も、昨日は今日の飛鳥川、いたづら髪にとめ伽羅(きゃら)の、浅き香りや、香具屋の、花となりしと聞くよりも、涙の時雨、古手屋の仇(あだ)と悋気を説き分けて、薄き契りや八郎兵衛が、妬みの剣、砥ぎ立てて、我と身を裂く鰻谷、親の諌めや、世の誹り、耳を突きぬく入相の、鐘諸共に忍び出で、秋風寒く身に染むも、今の恨みは長堀と、人目を包む頬かむり、憎し腹立ち弥兵衛を今宵の内に、ヤ、キリキリナ、切り殺し、浮世の夢は鮫鞘の、鯉口くつろげ落とし差し、はや初夜の鐘、指折れば、一つ、二つや、三つや、四つ、四ツ橋四筋四辻を、ふきや浜辺の浜庇(はまびさし)、あがりつ降りつ、いく度か、やもめ烏のうろうろと、阿呆烏と騙されて、浮かれ烏と笑われ、長き玉の緒、切れ果てて、暗き闇路の闇の夜烏、かわい、かわいと言の葉に鳴くは冥途の鳥かえ




 独特の文体ですね。全体の暗い色調ですが、どこが幻想的な所があり、話の内容から、ちょっと樋口一葉の『にごりえ』を思い出しました。

 繁太夫系の浄瑠璃の作文か、地歌のために創作したのかわかりませんが、個人的にはこういう文章好きですね。



[調弦]
三絃:三下り

[作曲]
初代嵐三右衛門原曲
広橋勾当改調

[作詞]
不明



なにわ人物伝 −光彩を放つ−
おつま・八郎兵衛
浄瑠璃で語り継がれる 自己犠牲「愛想づかし」
三善 貞司
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/naniwa/naniwa081122.html

「桜鍔恨鮫鞘」に関する三つの疑問
http://www.oneg.zakkaz.ne.jp/~gara/ongyoku/hokan10.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
えらい珍しい曲ですね。
調べたらやっぱり芝居、浄瑠璃になったお妻八郎兵衛の話しのようです。
WIKIで、「元禄期の古手屋八郎兵衛のお妻殺しの事件は歌祭文に取り上げられてきたが」ということなので、当時有名な事件だったようです。「きりきりきりな切り殺し」という文は義太夫の方(「桜鍔恨鮫鞘」)でも使われてますね。おそらく既存の祭文の文句を借用したのかも。
 祭文物というと、地歌では他に「出口の柳」ですね。あまり数は多くないようですが、義太夫で祭文の節が使われているのが二,三例、実際の祭文がどのようなものだったか、私はちょっと分かりませんが…。
 祭文というのは、神仏に向かって読み上げる言葉、歌謡の一種だそうで、後代には半ば芸能化したようです。民俗芸能というカテゴリーで括ると、デロレン祭文とかオシラ祭文とかあるようです。
 とにかく当時の事件を芸能者が節を付けて歌って歩いたのでしょうね。地歌になると品があるし、残酷ながら、ちょっと独特のノスタルジックな雰囲気がありますね。
喜音院
2011/03/01 23:20
地唄FAN管理人です。
喜音院様 大変ご無沙汰しております。早速のコメント有り難うございました。

バタバタしていてコメントに対する返信も、ブログ自体の更新もかなり怠ってしまって大変申し訳有りません。
喜音院様から「えらい珍しい曲」と仰っていただく位なのですから、本当に希少曲なのでしょうねぇ。

じっくり聴いてみるとかなり味のある曲、演奏だと思います。他の皆様からのご感想などもお聴かせいただければ幸いです。
宜しくお願いいたします。
喜音院様 コメント有り難うございました。
2011/03/02 13:12
たいへんな状況ですが、みなさんご無事でしょうか?
やっと少し音楽も聴けるようになってきました。
それにしても本当に稀曲ですね。
とりあえず、わかった情報を。

[調弦]
三絃:三下り

[作曲]
初代嵐三右衛門原曲
広橋勾当改調

[作詞]
不明

これに関しては面白いサイトがありました。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/naniwa/naniwa081122.html

こちらも
http://www.oneg.zakkaz.ne.jp/~gara/ongyoku/hokan10.htm

ジャンルの相互交流が活発だった頃の作品で、
よくこういった曲が現存しているなあ、と思いました。

そうですね、「出口の柳」も祭文物でしたね。
かなりショッキングな内容ですが、
地歌はあくまで淡々としている中に、
かえってその悲しさを感じます。

歌詞は、「新大成糸のしらべ 四九 八郎兵衛」
に収録されているようです。
「新大成糸のしらべ」は翻刻が出ているのですが、
デジタル資料では参照できませんでした。
お近くの図書館で参照できる方、
これを手掛かりに補完していただけると嬉しいです。
ありす
2011/03/16 18:00
地唄FAN管理人です。

ありす様情報有難うございました。 ありす様がおられなかったら、このブログもここまで充実することが出来なかったと思います。本当に感謝しています。

大震災で苦しんでおられる方も多いと思います。私も少しでも出来ることを考えていきたいと思います。
ありす様 有難うございました。
2011/03/19 22:21

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