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zoom RSS (古)松尽し

<<   作成日時 : 2010/12/16 17:54   >>

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皆様如何お過ごしでしょうか?
寒くなって参りましたので、風邪などひかれないようにお気をつけ下さい。

本日は菊原 初子師演奏による「松尽し」をアップいたします。通常知られている「松尽し」とは
異なる曲だと思いますし、その為に「(古)松尽し」と呼ばれるとか・・・
唄 菊原 初子師
三絃 菊寺 光治師
筝 菊津木 昭子師
による演奏です。


16AB04

現時点では、三絃の調子と歌詞以外の情報が無いのですが、どなたかご協力いただければ有り難いです。宜しくお願いいたします。



(古)松づくし

本調子

松飾る、軒に五葉の緑して、未だ若松や姫小松、常盤木祝う千代かけて、子の日常世の松の枝、聲すみの江の颯々、さっと木間の春霞、あからむ内に志賀唐崎の松かさや、いつの間にかは磯馴松 
(合)
色も深き、松重ね其のうす葉ふに書き送る
(合) 
ふみと仮寝や曾根のまつ、つきぬ真砂のたとえよる、つきせじ物は海松の位も高し松山の橋立ならぬ松島や
(合)
三保の松原吹く風が、琴の音さそう 
(合)
うたかたや、花にさき立ち紅葉におくれ、月に宿かすおばしまの、葉がへぬ松の世々に栄えて


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
おお〜〜
お祝儀もの、、、と言っていいんでしょうか
とても上品で、格の高い曲・・・ですね。。。素敵です。。。
普通の(?)“松尽くし”は、俗曲にもある、あれ、、ですか違ってたら、、、すみません  かなり感触がちがいますね。。
菊原初子さん、とても・・・です。。。
happydance♪
2010/12/16 22:24
びっくりしました。
普通の松づくしは有名ですけど、
こんな曲もあるのですねえ〜。☆☆☆です。

なんだか段ものの様な格調に加えて、風雅な歌詞にうっとりとしますね。
こんな曲もあるんだなあ、と驚きました。
いつか弾いてみたい曲リストに追加です!!

最近は寒くて大変ですね。
今は「狸」などを習っていますが、この曲とはまた全然違うので地歌のジャンルの広さに驚かされる毎日です。
「松竹梅」や「竹生島」も格調溢れて素敵ですよね。
好きな曲が多すぎて困ります!
raimund
2010/12/17 19:31
本当にこの曲はデータがないのですよね。
情報も錯綜しているし…。
国会図書館のデジタルライブラリーで
調べられる限り調べたのですが、
二上りの有名な松尽しばかりでした。

それはともかく、これは長歌物ですよね。
菊原初子さんはやはり長歌物も
相当に伝承されていたのでしょう。
三味線組歌だけでなく、長歌についても
まとまった録音を残していただきたかった。
なんだか長歌物(組歌もですが)は退屈だ、
みたいなことを書いてある本もありますが、
結局、ちゃんと演奏できる方がそんなには
いらっしゃらないことが原因なのでしょうね。
手事物の難しい曲なら、ノーミスで
弾ききれば、まだそれなりに聴こえるものですが、
組歌や長歌だと、それだけでは絶対にだめです。

なんというか、こういう演奏で拝聴すると、
組歌、長歌が大事にされているのは、
単に古いからだけではないと、
はっきりわかります。
実際にいい演奏を音で聴けないと、
上述のようなおかしな記述も
鵜呑みにしてしまいますよね。
地唄FANブログの果たしている役割の
大きさに改めて気づいたような気がします。
ありす
2010/12/17 23:52
地唄FAN管理人です。

ありす様 有り難うございました。色々ご努力頂いたようで本当に感謝致します。かなり調べてもこの曲のことが分からないとのことですが、そんな曲が伝承されていること、そして皆様お聞きのようにとても魅力的な曲であることにとても不思議な印象を持ちます。

ありす様おっしゃるように菊原師のお持ちだった長歌物を全部残しておいて頂きたかったですねぇ。

「長歌物、組歌が退屈」とおっしゃる方もおられるのでしょう。しかしどんな曲でも弾き手の技量と共に考えないといけないですね。

有り難うございました。
ありす様 有り難うございました
2010/12/18 09:33
地唄FAN管理人です。raimund様 コメント有り難うございました。

ビックリされたとのこと。確かにそうですよねぇ。「松尽し」と言えば「唄いはやせや 大黒・・・」と始まる曲をすぐに思い浮かべますが、いきなり「松飾る・・・」ですからね。でもこの歌い出しも魅力的ですね。

「狸」を練習されておられるとのこと。羨ましいです。地唄は確かに色々な雰囲気を持つ曲に溢れていますね。「好きな曲が多すぎて困る」と言って下さる方がもっと増えてくるように私も地道に頑張ります。

有り難うございました。


raimund様 有り難うございます
2010/12/18 09:38
地唄FAN管理人です。happydance様 コメント有り難うございました。

happydance様が書かれている、普通に演奏されている「松尽し」もいずれアップしていきますね。お楽しみに。全く曲調が異なりますので、面白いです。

「夕空」、「(古)松尽し」を聞いて頂いて、菊原師のファンになられましたか?

失礼します。
happydance様 コメント有り難う...
2010/12/18 09:42
うわ〜、いい曲ですね〜。

落ち着いた優雅な味が何ともいえないですね。筝の手も特徴を感じますね。とても素敵です。後代の方の手付けなのでしょうね。

京都の方が演奏しなすったら、どうなんでしょう、やはり颯爽とした風になるんでしょうか?

『よくわかる筝曲地歌の基礎知識』によれば、作曲者は「八千代獅子」を三弦に移曲した藤永検校で、大阪で活躍。菊筋の祖、菊永検校、胡弓の政島検校の師だそうです。そうすると菊原初子さんゆかりの曲といってもいいですね。

 長歌物でもおそらく大阪と京都で伝承の筋が違ったりするんでしょうね。
喜音院
2010/12/19 00:08
>喜音院さん
作曲者についてはとても情報が
錯綜しているのですよ。
たしかに「松尽くし」に関して
作曲者は初代藤永検校
ということではあるのですが、
それは二上りの有名な方の「松尽くし」で、
この本調子の「古松づくし」に関しては、
作曲者不詳という情報もあれば、
やはり初代藤永検校という情報もあります。
初代藤永検校ということになっているのは、
有名な「松尽くし」とこの
「古松づくし」を混同しているか、
あるいは、初代藤永検校が
2曲の松づくしを作曲したか…。
さらにややこしいのは、
二上り「松尽くし」は、歌詞の異なる
2つのヴァージョンがあることです。
そのどちらのヴァージョンも
本調子「松づくし」とは異なっていて、
もう何が何やら、という感じです…。
「新松づくし」というのもあるようですが、
そちらは松浦か菊岡の作曲ということらしいです。
ただ、その「新松づくし」にしても、
「古松づくし」に対しての
二上り「松尽くし」のことを指している
人もいれば、別曲があるように
書いてある情報もある。
本当に何とかしてほしいです。

まとめますと、
・「古松づくし」本調子長歌
、「松尽くし」二上り手事物
、「新松尽くし」(二上り松尽くしと同曲?)
の三曲、もしくは二曲の松尽くしが存在し、
さらに二上り松尽くしには
歌詞の異なる2つのヴァージョンがある。
・松尽くしの作曲者情報として、
「初代藤永検校作曲のもの」
「作曲者不詳のもの」
「松浦もしくは菊岡作曲のもの」
の三通りが存在する。
・ただし、作曲者と曲名を一致させるには、
調べれば調べるほどに資料ごとに
本当にむちゃくちゃである。

こんな感じです。
ありす
2010/12/19 03:09
地唄FAN管理人です。
ありす様 本当に有り難うございます。

色々お調べ頂いて、それでも情報錯綜しているようですね。国会図書館のライブラリーで調べてもハッキリ分からないとは・・・
しかしこの「地唄FAN」ブログのささやかな収録曲の中にその様なものがあるというのも面白い話です。

今後とも何とぞよろしくお願い致します。

ありす様 本当に有り難うございます
2010/12/19 09:01

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