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zoom RSS 秋の曲

<<   作成日時 : 2010/10/02 08:21   >>

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地唄FAN管理人です。皆様有難うございます。
秋ですよねぇ。秋なのに「櫻尽し」をアップしたのですが、皆様に温かく迎えていただいて有難うございました。皆様のコメントを見ているうちに、「秋の曲」をアップすることを思いつきました。
演奏者は三品 正保師です。よろしくお願いいたします。




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  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
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秋の曲(あきのきょく)


一 きのふこそ 早苗とりしか いつのまに
  稲葉そよびて 秋風のふく

二 久方の 天の河原の 渡守
  君渡りしなば 楫かくしてよ

三 月みれば ちぢいものこそ かなしけれ
  わが身ひとつの 秋にはあらねど

四 山里は 秋こそことに わびしけれ
  鹿の鳴く音に 目をさましつつ

五 散らねども かねてぞ惜しき もみぢ葉は
  今は限りの 色とみつれば

六 秋風の ふきあげにたてる 白菊は
  花かあらぬか 浪のよするか


1.『古今和歌集 秋の部 詠人しらず』
田植えをしたのが、つい昨日のように思っていたのだが、いつの間にかもう稲の穂が秋風にそよぐ季節になってしまった。月日のたつのは本当に早いものだ。

2.『古今和歌集 秋の部 詠人しらず』
天の川の渡し守さん。彦星が渡ってしまったら、舟の棹を隠してくださいね。

3.『古今和歌集 秋の部 大江千里』
秋といものは、わが身ばかりの秋ではなく、だれにも同じように訪れてくるものではあるが、それが月を眺めていると、あれこれと限りなく心細く悲しくなってくるものだ。

4.『古今和歌集 秋の部 壬生忠ュ』
山里はいつも寂しくてつらいところだが、とりわけ秋はわびしく、よく鹿の鳴く声に目をさますときがある。

5.『古今和歌集 秋の部 詠人しらず』
散ってはいないが、散らないさきから惜しくてたまらないあの紅葉の葉は、今が最上の美しい色合いだ、これを過ぎると散っていくのだ。

6.『古今和歌集 秋の部 菅原道真』
秋風が吹いている吹上の浜に吹いている白菊は、真白な花であるのか、いやいやそうではなく、浜辺に打ちよせる白波であるのか。

解説
[調弦]
古今調子

[作曲]
吉沢検校
箏替手と手事:松坂春栄

[作詞]
古今和歌集 秋の部 より

[他]
新組歌。古今組の一つ。
初秋から晩秋にかけて六歌に配列して組歌としたもの。必ずしも古典的な組歌の形式に従わない。松坂春栄によって替手と手事が補作されて以来、手事物箏曲として有名になった。
第四歌の後、合の手を導入するマクラ・手事二段・チラシ。チラシから後に替手が入る。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/aki.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
古今組のなかでは秋の曲が一番好きだったりします。
やはり吉沢検校の曲は名古屋の方の演奏がいいですね。

そういえば、名古屋では平家琵琶は
いまだ必修だそうですね。
吉沢検校は琵琶の名人でもあった名残なのでしょうか?
名古屋の方の唄の表現力の根源のような気がしますが、
いかんせん琵琶については詳しくなく、
詳しい方に伺ってみたいところです。

琵琶と言うとこれが気になっています。

http://www.hmv.co.jp/product/detail/3875939

琵琶は平家琵琶だけではないですが、
なかなか概括して聴くことが出来ないので。
しかし、予算が苦しいので、いつか買いたいな、
と心の片隅に置いています。
ありす
2010/10/03 18:16
地唄FAN管理人です。ありす様コメント有難うございました。三品師の筝の音はどうしてこの様に澄んで美しいのかとても不思議な感じです。我々はどうしても形ばかりに気をとらわれてしまうのですが、純粋に音の美しさを追求されておられるからなのかもしれません。平家琵琶についてはいずれ番外編でアップすることも有ると思いますが、検校のお話によると修行は本当に厳しいので今の我々にはとてもとても無理と思います。それなるが故の美しい音なのでしょう。


ありす様 有難うございました。
2010/10/03 19:48
秋の曲を聞くと、大変だった練習を思い出します。
もう3年ぐらい前にやったきり、
久しく聞く事もありませんでした。

“四季”シリーズは手事が華やかできれいですよね。
僕は個人的には春が好きなので、
最初三品さんの演奏で聞いたときは、
やっぱりいいなあ、と思いましたが、
あの演奏も確か手事はありませんでしたよね。
それがちょっと残念ですが、
それをおいても余りある表現力に脱帽です。

楽器の魅力を存分に引き出すだけでなく、
歌も見事に調和していますね。
raimund
2010/10/04 22:31
地唄FAN管理人です。raimund様 有り難うございました。

“四季”シリーズは手事が華やかできれいですよね。
>管理人
そうですね。一般的にはこれらの曲は華やかな手事が入って人気出たのだと思います。私なども最初は「春夏秋冬の曲が一組」になっているから「古今組」と言うのだと思ってましたが、実はこの「組」は「一組」と言う意味ではなくて、新「組歌」の「組」だというのは他の組歌を聞くようになって知りました。従って、吉沢検校のオリジナルの形式は「手事無し」と言うことになります。しかしやはりそれだけでは派手さに欠けるのか松坂春栄と言う方が手事・替手を補作して以来人気が出たと言うことのようですね。

名古屋直系の三品師の演奏では手事が無い形式を保っておられると言うことなのでしょう。

箏組歌は現在ではなかなか聞くことが出来なくなってしまいましたが、これを機会に「菜蕗」や「四季の曲」などにも是非とも親しんでみて下さい。
raimund様 有り難うございます
2010/10/05 15:54

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