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<<   作成日時 : 2010/06/26 10:52   >>

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皆様 いかがお過ごしでしょうか?
本日は萩原 正吟師による 「菜の葉」をアップ致します。
なお本項目の情報はありす様からご提供いただきました。誠に有難うございます。皆様のご協力のお陰でこのブログも充実させることが出来ています。本当にありがたいことです。今後ともよろしくお願い致します。



16AB03

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  Special thanks to ありす様  

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[歌詞]
可愛(かわ)いといふ事は、誰(た)が始めけん、他の座敷は上(うわ)の空、
許様(もとさま)参ると、認(しめ)す心のあどなさよ。
上(うえ)々様の痴話文(ちわぶみ)も、別にちがはぬ様(さま)参る、
思ひ回せばもったいなうて、言葉下げたら思ふ事、
菜の葉にとまれ蝶の朝(あさ)。

[調弦] 二上り

[作曲] 歌木検校

[作詞] 不詳

[初出] 宝暦9(1759)年刊『糸のしらべ』

[他]
二上り端歌物。作詞者不詳、歌木検校ふさ一(1756登官)作曲(『歌系図』)。
京都系のベタ付けの箏の手は、天保4(1833)年刊『千重之一重』巻之一に
作者しらずとして収録。思う人に送る手紙に、相手を蝶に、自分を
菜の葉にたとえ、早く来て欲しい気持ちを述べたもの。

[補説]
歌木検校は、大阪の新八橋流筝曲の伝承者、歌(佳)川検校品一(1732登官)の
弟子で、端歌改革の旗手として知られる。
その改革が、俳諧調の歌詞の嚆矢となったとされ、
その動機的な曲となったのが「かくれんぼ」とされている。



「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
歌木検校は歴史的に重要作曲家ですが、
なかなか作品を耳に出来ませんよね。
しかも演奏が萩原正吟師とは。

私たちが通常親しんでいる端歌物や手事物は
俳諧調なわけですが、そうした歌詞を採り入れ、
作曲したのが歌木検校なのですね。
三味線組歌や長歌物は、まだ
そうではなかったわけです。

確かに時代が古いので、峰崎の端歌とは
違う曲調ですね、古風な中に、新しさが
垣間見えます。それは、芸術的な
創作意志、ですね。
三味線組歌は、小唄の連なり、
長歌は、統一的な歌詞を用いて、
統一感を出し、歌木の端歌にいたって、
俳諧調の歌詞を用いることで、
曲調にも品格を出そうという
作曲家の意志を確かに感じます。

昔は、ここまでわかりませんでした。
実際にこのブログで色々聴かせて頂いて、
ようやくこれがわかる耳が養われたのだと、
自分でも少し驚きました。
管理人さんに感謝です。
ありす
2010/06/26 11:33
また、萩原正吟師の演奏、いいですね。
本当にぽつりぽつりと唄い、三絃で表現しています。
九州系だと、唄もかなり表情豊かですが、
こうした古雅な作品にはこうした演奏が
とても趣があっていいなと思いました。

正吟師の演奏でなにか長歌を
聴いてみたいと思いました。
大阪とは違う演奏でしょうね、確実に。
柳川流ですから、組歌は違うのは
あたりまえといえばそうですが、
長歌はどうなのかな、と思いました。
ありす
2010/06/26 11:46
萩原正吟さんの録音が聴けて嬉しいです!
これぞ京流って感じの名演です。
合奏するとよくわからないのですけど、
こうして独奏だと、九州などの演奏とやっぱり随分違いますね。九州系では音をゆすって雰囲気を出していますが、
京都ではあまりしません。歌い方も地味ですよね。

なるべく簡潔に、演奏している姿もじつに地味なんですけど、そこに全てが集約されているような、、、
三絃の構え方からして、ちょっと違いますので。

こうして聴いてみると、本当に些細な音の出し方など、聞く人が聴けばやっぱりわかるんですね!
その演奏者の下地がどこの流れなのかといったことですけど。

萩原正吟さんが演奏すると、
素朴ですけど格調高い感じでとてもいいです。
まねできません。
もっと長い曲を聴いてみたくなります。

こんなクリアな音で聴けるなんてホントに贅沢なことですね!
raimund
2010/06/26 12:38
峰崎以外の端歌になかなかピンと来なかったんですけど、こいういう風に色々聴いてみると、段々何を言わんとするか感じられてきたような気がします。私はどちらかというと深刻な傾向が好きだったのですが、こういう洒脱な曲の味わい方が分かると、楽しみが一段と増しますね。
喜音院
2010/06/30 23:44
>私はどちらかというと深刻な傾向が好きだった
喜音院さんもそうですか。

私も学生時代は、とかくシリアスな
曲にしか価値を見いだせなくて、
作物とかとんでもない、とか
思っていました。
若い時分にはそういった傾向があるのかも
しれませんね。
今は作物とか、素直に楽しめるようになって、
そうすると地歌全体が、もっと広い視野で
見ることが出来るようになった、
そんな気がいたします。
ありす
2010/07/01 03:31
喜音院様 お久しぶりです。コメント有り難うございます。萩原師の演奏はちょっと聴くとなんともぶっきらぼうな感じがするのですが、聴きこんで行く内に強く魅力を感じる不思議な力をお持ちの演奏家だと思います。私も何曲か萩原師の演奏で魅力を教えて頂いた曲があります。今後ともよろしくお願い致します。
地唄FAN管理人
2010/07/01 08:34
この曲も今回演奏させていただくために、
聴かせていただきました?
と、あれ?この曲前聴いていなかったのですね。
コメントがありませんから。
しかも萩原先生の演奏なのに罰当たりな。

短い曲なので、手は簡単ですけど、
やはりこの味を出そうと思うのは至難の技。
なんだか表現できない深さがあって、ちょっとコワくなりますね。

曲自体ももともと品があって、短くまとまっており、ちょっとした時「つま弾いたり」できるありがたい曲です。
「ゆかりの月」なども私は個人的に大好きなのですが、
比較的長めなので、ちょっと弾いてみようかなみたいな感じでは弾けませんよね。なので「鶴の声」などもそうですが、こういう曲はいいですね。
本来三絃曲は、こうして自分でちょっと弾いて楽しむ物なのではないのでしょうか?
藤枝梅安
2010/10/12 18:27
地唄FAN管理人です。藤枝様 コメント有難うございます。

あれ?この曲前聴いていなかったのですね。コメントがありませんから。しかも萩原先生の演奏なのに罰当たりな。
>管理人
そうでしたか!! 新たに萩原師の演奏に接する事が出来て、「宝物」を見つけたような感じだったのでは? 
この曲は今年4月ごろに集中的にアップしていた時の1曲だと思います。毎日のように更新が続いていたので、見逃されてしまったのでしょうね。
その意味ではあまり多くの曲を連続的にアップして行くのも良し悪しですね。まぁ あの時期は「初心の方が演奏される曲をまずは一通り掲載しよう」と言う目的が有りましたから仕方ないのですが・・・


短い曲なので、手は簡単ですけど、やはりこの味を出そうと思うのは至難の技。なんだか表現できない深さがあって、ちょっとコワくなりますね。
>管理人
誰でも最初に弾くレベルの曲なのですが、名人上手が演奏した物を改めて鑑賞すると・・・地唄の奥深さが感じられますね。自分の力量が少しだけあがると、曲の難しさや演奏者の力が分かるようになるのでしょう。

「ゆかりの月」なども私は個人的に大好き
>管理人
「ゆかりの月」ですか。良い曲ですよね。このブログで出てくるのはまだ先になりそうですが、楽しみにお待ちください。

よろしくお願いします。
藤枝様 宝物を見つけられて良かったですね...
2010/10/13 08:34
今、まさにお稽古のための予習をしている曲です

手ほどき、と 思っていたので、こんな演奏が聴けるとは、思っていませんでした。
とても、嬉しいです・・・

さすがに、違う曲 ですけど(笑)

ほんとに、初心者が弾けば、そのように、
萩原師が演奏なさると、こういう風に、、、という凄さですね。。。

そういうところが、地唄の怖いところ、なんでしょうか・・・
happydance
2010/10/13 18:48

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