舟の夢

皆様 いかがお過ごしでしょうか?本日は「舟の夢」をアップ致します。

喜音院様から『「舟の夢」を楽しみにしてます』と仰って頂いたのに背中を押されて、本日アップさせて頂きます。喜音院様 いつもコメント本当に有り難うございます。

本演奏は矢木師によるものと思います。それではお楽しみ下さい。


05B02

次回は「八島」を予定しております。よろしくお願い致します。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

舟の夢(ふねのゆめ)


  焦がれこがれて逢瀬は苦労、楽しむなかに何のその、
  人目堤のあらばこそ、嬉しい世界に住み馴れて、
  流れ渡りの舟の内、それも浮世に帰るにも、
  しかじと鳴きてほととぎす。
  行衛いづくと白浪の、夜の筵に思ひ寝の、
  夢をうつつに驚かす、風は涼しき楫枕。


焦がれ焦がれる思いに逢瀬は苦労する。あって楽しいその仲は、人目があろうが少しも気にはしない。
恋愛の自由なこの世界に住み慣れて、舟から舟へと浦々を流れ渡って日を暮らす。まともな浮世に帰るにしかじとほととぎすは鳴いてはくれるが、さりとて、われながら自分のゆく目標もわからず、夜は筵の中で思う人の思い出を胸に寝入るけれども、その楽しい夢路を現実世界に引き戻す無慈悲な川風に、さめては舟の上で寝ていた不安定のわが身を見出す悲しい身の上である。

解説
[調弦]
三絃:本調子
箏:半雲井調子-平調子-半雲井調子

[作曲]
菊岡検校
箏手付け:八重崎検校

[作詞]
酒井某

[他]
京風手事物。
流れ渡りの舟に事寄せて、寄る辺ない遊女の恋の心情を歌ったもの。
手事は中チラシを挟んで、二段からなり、チラシが付く。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/hunenoyume.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表



園の秋

最近 皆様が活発にコメントして頂けるので嬉しくて次々にアップしてしまいます。

ここからは大昔になにかでエアチェックした物を3作 アップします。

それが終わるといよいよ次は富崎 春昇師に入っていきます。これは必聴ですよ。

それに進んで行くにも皆様からのコメントの支援が有ると管理人としてもより一生懸命になり、更新スピードが早くなると思いますので是非ともよろしくお願いします。

それでは「園の秋」です。これは太田 里子師による三弦合奏での演奏です。このブログを聞きに来ておられる方の中にも三弦合奏がお好きな方がおられるようなので、楽しんで頂けると思います。

これも最近ではほとんど演奏を聴くことが無くなってしまった曲ですがこんなに良い曲なのにと思わされます。


05B01

次回は「舟の夢」をアップ予定です。またのお越しをお待ちしております。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

園の秋(そののあき)


  たゆふすは。皆かしにいで、露ばかり。
  あとに苅萱(かるかや)、桔梗屋の、その庭面(にわもせ)も、秋くれば。
  時に尾花や女郎花(おみなえし)。廓景色と打ちつれて。
  しゃんと小褄を鳥兜。
  おのの頼風(よりかぜ)寄り添ひて、咲き乱れたる萩薄(はぎすすき)。
  その手にからむ朝顔の。
  東雲方(しののめかた)の朝嵐、空も匂ふか、秋の七草。


廓の大夫衆は皆お茶屋に出払ってしまい、あとに残っているのは、つまらぬ女郎ばかり。その苅萱や桔梗でもあげて遊ぶことにするか。さて、ここ桔梗屋の庭の面も秋が来れば尾花や女郎花などが咲き誇る。それが廓景色というものか。こんな女郎たちでも踊るときはかたちどおり、小褄をしゃんととって踊る。やがて夜になればそれぞれ寄り添う人に寄り添って、萩や薄など物言う花が咲き乱れる情痴の世界となり、その手は朝顔のように絡んで、明け方の朝嵐まで続く。さても、空も匂うような秋の七草である。

解説
[調弦]
三絃:三下り
箏:半雲井調子

[作曲]
菊岡検校
箏手付け:八重崎検校

[作詞]
三井次郎右衛門高英

[他]
京風手事物。
秋の七草を読み込んで、京の島原の廓景色をうたったもの。手事は『四季の眺』の掛合に倣ったものと言われ、チラシが付く。
三絃のみ(本手と地)の合奏も行なわれ、地は津山検校の『大和文』の手を取り入れたものと言う。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/sonono_aki.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

三段獅子

皆様 いかがお過ごしでしょうか?

このブログを更新している管理人としても、最近は色々な方が定期的に書き込んで下さるので、とても励みになっております。有り難うございます。今後ともなにとぞよろしくお願い致します。

今回は「三段獅子」をアップ致します。富山 清琴師の演奏です。こちらは三弦合奏によるものです。


03B03

こちらは三弦・箏の合奏です。
唄・箏 萩原 正吟師
箏 菊原 初子師
三絃 堀 正美師
による演奏です


02A01

次回は「園の秋」を予定しております。またのお越しをお待ちしております。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


一 花はよし野よ、紅葉は高尾、松は唐崎、霞は外山、
  いつも常磐のふりはさんざ、しほらしや、とにかくおもはるる。



1.花の代表的なものは、吉野山の桜であろう。紅葉の名所は高尾に勝るところはない。松は唐崎の松、霞は外山。いつも常磐の身振りは物静かでしなやかに、今もやさしく思い出される。


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

石橋

前回ご案内致しましたとおり、新たに「石橋」をアップ致します。

富山 清琴師の演奏による物です。
今はなかなかこの様な曲そのものの演奏を聴くことが出来なくなりました。
地唄の「唄」部分をこれだけの力で歌いきる実力者が少なくなったことも原因ですが,三弦主体の曲調では今の時代 一般受けしないことも有るでしょう。

それとこの様な大きな曲になると、聴く機会が少なく 覚えている人が少ないので演奏を「楽しむ」レベルで聴ける人が少なくなってきたからかもしれません。

もう20年近くも聴かないで過ごしてきた自分ですが、聴き始めると昔一生懸命聴いたことが懐かしく思い出されます。
これも非常な名演と思います。是非覚えるまで聴いて楽しんでみて下さい。
唄・三絃 富山 清琴師
箏 富山 美恵子師
による演奏です。


03B02

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

石橋(しゃっきょう)


  我も迷ふやさまざまに、四季折り折りの戯れに。

  蝶よ胡蝶よ、せめて暫(しば)しは手に止(とま)れ。

  見返(かへ)れば、花の木(こ)蔭に見えつ隠れつ羽(は)を休め、
  姿優しき夏木立(こだち)、心尽(づく)しの、此年(このとし)月を、
  いつか思ひの晴るるやと、心一つに諦めて。

  よしや世の中、短夜(みぢかよ)に、夢はあやなし其移り香を
  憎(にく)くて手(た)折ろか、主(ぬし)なき花を、何(なん)の、さらさらさら、
  さら更(さら)に、さらに恋は曲(くせ)物。露(つゆ)しののめの、
  草葉に靡く青柳の、いとしほらしく、
  二つの獅子の身を撫でて、頭(かしら)うあなだれ、
  耳を伏せ、花に宿(やど)借る、浮世のあらし。彼方へ誘ひ、
  此方(こなた)へ寄りつ、園の胡蝶に戯(たはむ)れ遊ぶ、
  己(おの)が友呼(よ)ぶ獅子のこま。

花に寄るてふ連(つれ)だちて、追ひめぐり下(お)りつ、上(あが)りつ、
傍(そば)へ揚羽(あげは)のしほらしや。

  追ひめぐり、下りつ、上りつ、傍へ揚羽のしほらしや。

  面白や。時しも今は牡丹の、花の、咲きみだれて、
  散るは散るは、散り来るは、散るは散るは散りくるは、
  散れ散れ散りかかく様で、おいとしうて寝られぬ。

  花見て戻(もど)る。花には憂さをも打ち忘れ。

  人目忍べば。恨みはせまい。為に沈みし恋の渕(ふち)。

  心からなる身の憂(う)さを。やんれ、それはそれは。

  誠や辛や、花に胡蝶の来連れて。心からなる身の憂さを。

  やんれ、それは。誠(まこと)辛や、花に胡蝶の来つれてつれて、
  曲物(くせもの)曲物、寄るべ、寄る辺や波の。立つ名もままよ。

  口説(くど)けど君はつれなさよ。それ。それじや真(まこと)にさ。

  思ひまはせば昔なり。牡丹に戯れ獅子の曲、
  実(げ)に石橋の有様。笙歌の花降り、蕭(せう)、笛(ちやく)、琴、箜篌(くご)。
  夕日の雲に聞ゆべし。目前の奇特あらたなり。

  暫く待(また)せ給へや、影向(えいかう)の時節も、今幾ほどによも過ぎじ。
  獅子、団乱旋(とらでん)の舞楽のみぎん。獅子、団乱旋の舞楽のみぎん、
  牡丹の花房(ぶさ)匂ひ満ちみち、大きんりきん獅子頭(がしら)打てや囃せや
  牡丹芳(はう)々、牡丹芳々黄金(こんきん)のずゐ現れて、花に戯れ、
  枝に臥(ふ)し転(まろ)び、実にも上なき獅子王(わう)の勢(いきはひ)、
  靡かぬ草木もなき時なれや、万歳千秋と舞ひ納め、
  万歳千秋と舞ひ納め。獅子の座にこそ直(なほ)りけれ。


蝶が花に遊び戯れ迷うのを見ていると、自分も恋に迷うのである。
様々の四季の季節につれての戯れに、蝶よ、せめても暫く手に止って休みなさい。
見返れば、花の木蔭に見えつ隠れつ羽を休め、姿の優しい新緑の木立の中で、木をもませるこの年月を、いつか物思いが晴れるかと、すっかり諦めて、例え世の中は短夜のように短くても、夢はわけがわからないが、見た夢の中で、愛人のたき物が私の衣に移った香りが憎らしくて、手で折ってしまおうか。主のない花のような愛人を。
なんの更に更に恋と言うものは悪いものよ、不思議なものよ。
明け方の露は草葉に宿って艶っぽく、靡く青柳のようになよなよと、しおらしく二匹の獅子の身を撫でて、頭をたれ、耳を伏せて、花に宿を借りる。
常なく変りやすい世のあらしはあちらへ誘われ、こちらへ誘われ、園の蝶に戯れて遊ぶ。
自分の友を呼ぶ獅子の狛犬は花に集る蝶と連れ立って、互いに追いかけまわって、下ったり、上ったりして、傍にあげるアゲハチョウのしおらしいことよ。面白いことよ。
そのとき丁度、今は牡丹の花盛り、咲き乱れて散るは散るは散り来るは、散りかかるようにしなだれる様子は愛らしく、慕われて夜も寝られない。
花を見て戻る。花を見れば辛さも忘れ、人目をさければ人の恨みもあるまい。
愛人の為に沈んだ恋の深い渕、心の底から私の身の辛い思いを思うと、やれ、それはそれは本当につらいことであるよ。
花に蝶がうち群れてやってくる。そのように来る曲者、その曲者もよるところがない。
波が立つ様に評判が立とうが勝手にしろ。口説いても君はつれなくされるよ、それじゃ本当に思えばそれは昔のことであるよ。
牡丹に戯れる獅子の曲、それ本当に支那の天台山にある石橋の有様は、空から笙歌の音が響き、花が降って来て、蕭、笛、琴、箜篌の音は夕日の雲に聞こえるであろう。
目前の霊験は著しく現れる、暫く待ちなさい。
仏の現れる時も、この瑞祥にいくらも異なることはない。
獅子や団乱旋の舞楽の演じられるみぎりは、牡丹の花房の匂いが満ち満ちて、大巾、利巾の獅子頭よ打てや囃せや。
牡丹の花の芳い香りは馥郁として黄金の花のずいなる瑞祥が現れて、花に戯れ、枝に臥し転び、本当にこの上ない獅子王の勢いに靡かない草木のないときであるよ。
万才千秋いつまでも栄えよと、舞い納めて、仏の座におさまるのであるよ。

解説
[調弦]
三絃:三下り

[作曲]
芳沢金七・若村藤四郎

[作詞]
初世瀬川路考

[他]
三下り芝居歌。謡物。
正徳・享保期の成立とされる『古今端歌大全』に詞章収録。
この曲の途中を省略したものを『番獅子』と称したらしいが、両者を混同した結果、別題を『番獅子』ともいう。
謡曲『石橋』を原拠とする京阪の歌舞伎芝居の舞踊曲を取り入れたもの。
詞章的には『相生獅子』に近いところもあるが全体的には『執着獅子』と一致するところが多い。
三下りの替手や平調子の箏を加える演奏もあるが、京都と大阪で編曲に異同があり、大阪系では前半の「短夜の・・・恋は曲者」の部分に菊原琴治による補作がある。
最後のほうの「獅子団乱旋の舞楽のみぎり・・・」の直前の手事は三段からなり、獅子の狂いや髪洗いの所作を表す。


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表


越後獅子

本日は「越後獅子」をアップ致します。

大好きな演奏で、一頃こればかりを聞いていた覚えがあります。
私の保有するライブラリの中でも名演の一つに確実に入ってくる演奏と思います。
川瀬派にしてはかなりテンポの速い演奏との様にも思われますが、この演奏ではそれがとても心地よいです。
唄・三絃 井上 道子師
箏 佐藤 親貴師
尺八 山本 邦山師
による演奏です。


03B01

富山 清琴師の演奏を付け加えました。(2010/5/13)
唄・三絃 富山 清琴師
箏 富山 美恵子師
による演奏です。


08B03

矢木 敬二師による演奏を付け加えました。三絃合奏による演奏です。(2010/5/22)
なお 本演奏のアップにあたっては、本ブログの趣旨に賛同してくださる方からの、絶大なご協力を頂きました。皆様にもその事を明らかにすると同時に、共に感謝して拝聴いたしましょう。 誠に有難うございました。




∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

越後獅子(えちごじし)


  越路潟(こしじがた)、お国名物さまざまなれど、田舎なまりの片言まじり、
  しらうさぎなる言の葉に、面白がらしそうなことを、
  直江浦(なおえうら)の海士の子が、七つ八つ目鰻まで、うむやあみその綱手とは、
  恋の心も米山(こめやま)の、当帰浮気(とおき)で黄蓮(おうれん)も、なに糸魚川糸魚(いといがわいとうお)の、
  縺(もつ)れ縺つるる草浦の、油添と交はりて、すえ松山の白布(しらぬの)の、
  縮みは肌のどこやらが、見え透(す)く国の風流を、うつし太鼓や笛の音も、
  弾いて唄ふや獅子の曲。向かひ小山のしちく竹、枝節揃へて、
  切りを細かに十七が、室の小口に昼寝して、花の盛りを夢に見てそろ。
  夢の占象(うらかた)越後の獅子は、牡丹は持たねど富貴は、
  おのが姿に咲かせ舞ひ納め、姿に咲かせ舞い納む。

解説
[調弦]
三絃:三下り
箏:平調子(京都)
  雲井調子(大阪)

[作曲]
峰崎勾当
箏手付け:八重崎検校(京都)
     市浦検校(大阪)「雲井越後」とも。

[作詞]
不詳

[他]
三下り手事物。
八重霞の代わりに「シマ三つ物」・「芸子三つ物」に含まれることも。
越後の風流芸能の角兵衛獅子を中心に、越後の名物を詠み込む。長唄「越後獅子」はこの曲から。
手事は三段からなり、チラシが付く。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/echigojisi.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表


萩の露

地唄FAN管理人です。
皆様お元気でお過ごしでしょうか?

今回は 「萩の露」 です。
唄・三絃 菊原 初子師
唄・三絃 藤井 久仁江師
唄・箏 阿部 桂子師
尺八 池田 静山師
による演奏です。


03A02

風の子様が熱心に「萩の露」を練習しておられると言うことですので、本日は阿部 桂子師の別演奏をアップさせていただきます。よろしくお願いいたします。(2010/7/7)
唄・三絃 阿部 桂子師
唄・箏 藤井 久仁江師
尺八 川瀬 順輔師
による演奏です。


21B01

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

萩の露(はぎのつゆ)


  いつしかも、招く尾花に袖触れ初めて、
  われから濡れし露の萩。
  今さら人は恨みねど、葛の葉風にそよとだに、
  おとづれ絶えて松虫の、ひとり音に鳴く侘びしさを、
  夜半に砧の打ちそへて、いとど思ひを重ねよと、
  月にや声は冴えぬらん。
  いざさらば、空ゆく雁に言問はん。
  恋しき方に玉章を、送るよすがのありやなしやと。


いつの頃であったろうか。尾花に招かれたように、われから求めて袖触れ合い、契りをかわしたが、今は涙の思い出である。
今更去った人を恨むわけではないが、葛の葉が風に吹かれて裏返るように、秋の空と男心は、待ちかねているこちらの心を知ってか知らずか、ちっとも便りをくれない。松虫が誰を待つのか独り鳴いている侘しさを、遠く聞こえる夜半の砧の音が更に思いを募らせる。侘しいときは思う限りに思うて見よと、無常に持つ気の声が冴えて聞こえてくるようだ。
さてさて、空を飛んでゆく雁に問うてみたいものだ。恋しい人に私の便りを、何とか届ける方法がないものであろうかと。

解説
[調弦]
三絃:本調子-三下り-本調子
箏:四上り半雲井調子-半雲井調子

[作曲]
幾山検校
箏手付け:八重崎検校

[作詞]
霞紅園

[他]
京風手事物。
秋の情趣に事寄せて、訪れ絶えた恋人を思い、独り待ち続ける心を唄ったもの。手事は、マクラ・手事・中チラシ・本チラシからなる。
打合せを意識した作曲がなされ、本チラシは『磯千鳥』のチラシに、前歌の砧を描写する合の手は『笹の露』の合の手の一部と合う。かつての許し物。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/haginotsuyu.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

残月

再開第一弾は 残月です。
いきなり重たいですが、名曲中の名曲なのでお楽しみ下さい。

録音の日時などは分かりませんが、音質の方はあまり期待しないで下さい。でも演奏はばっちりですよ。
唄・三絃 阿部 桂子師/藤井 久仁江師
尺八 和田 真月師
による演奏です。


03A01

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

残月(ざんげつ)


  磯辺の松に葉隠れて、沖の方へと入る月の、
  光や夢の世を早う。覚めて真如の明らけき、
  月の都に住むやらん。
  今は伝てだに朧夜の、月日ばかりは廻り来て。


月は磯辺の松に隠れて見えないが、沖の方にと次第に移ってゆく。早世した亡き人の一生は、儚い夢のようなものであった。しかし、人間は誰でも必ずや仏の世界に行くという理を悟ってみれば、個人は今は西方弥陀の浄土に住んでいることであろう。忌日ばかりは徒に廻ってくるがたよりは何もない。まことに哀悼の情にたえないものがある。

解説
[調弦]
三絃:本調子
箏:低平調子

[作曲]
峰崎勾当

[作詞]
不詳

[他]
本調子手事物。「シマ三つ物」「芸子三つ物」の一つ。
手事は五段からなり、チラシがつく。
初段と二段、三段と四段は同拍数で段合わせが可能。
箏の手は各地で様々あり、京残月、大阪残月などの区別がある。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/zangetu.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

八千代獅子

皆様へ お久しぶりです。仕事が忙しくてなかなか更新できず大変申し訳ないです。
いよいよ私の大好きな八千代獅子の番が来ました。

菊原 初子師による演奏です。初めて聞いた時に唄い出しの「いつまでも」と言うところを聞いただけで「これは只者ではない!!」と思わされてしまいました。
唄・三絃 菊原 初子師
箏 藤井 久仁江師
尺八 山口 五郎師
による演奏です。


02B04

アップするにあたって今しがた聞いてみましたがやはり素晴らしい!!皆様も好きになってくださると良いのですが。

この辺の曲ならば、大学のサークルでもやるでしょうから新しい人たちの感想も期待してます。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

八千代獅子(やちよじし)


  いつまでも、かはらぬ御代にあひたけの、

  [合の手]

  世々は幾千代八千代ふる、

  [手事]

  雪ぞかかれる松のふた葉に、雪ぞかかれる松のふた葉に。


いつまでも変わらない御代に生まれあらわし、笙のあい竹の美しい和音の響きの世々は幾千代八千代と経過し、豊年の兆なる雪が常盤の松の二葉に降りかかりめでたい限りである。

解説
[調弦]
三絃:本調子
箏:平調子

[作曲]
移曲:初世藤永検校

[作詞]
不詳

[他]
本調子手事物。獅子物。
原曲は尺八曲で、政島検校が胡弓化し、それをさらに三絃に移したものという。
手事物は、『大ぬさ』にある『獅子踊』の器楽部を発展させたもの。
詞章に豊年の吉兆とされる松竹梅を詠み込む。手事は三段からなり、段の区切り方は流派によって異なるが、各段変奏度の少ない同旋律の反復に近い。
全曲通して『万歳獅子』との打合せも行なわれる。
かつては手事部に歌を付けた『井戸替八千代』などもあり、歌の部分のみを『新砧』などの前後に付す演奏スタイルもあった。
また、胡弓入り三曲合奏としても行なわれ、歌舞伎下座などにも取り入れられる。
箏の手付けは平調子のものが一般的であるが、大阪では市浦検校手付けの雲井調子のものが、東京では米川琴翁の本雲井調子の手付けも行なわれる。
三絃替手は国山勾当作曲とも言う。
宮城道雄による編曲『編曲八千代獅子』もある。
手事の旋律は様々に流用され、歌舞伎の下座や長歌『船弁慶』などにも取り入れられる。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/yachiyojisi.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表


御山獅子

皆さん お久しぶりです。
最近なかなか更新できずスミマセン。

本日は御山獅子をアップします。
唄・三絃替手 富山清琴
三絃本手 富信 清香/富上 清幸
唄・箏 萩原 正吟
の皆さんです。


02B03

萩原 正吟師。ちょっと聞くとぶっきらぼうなのですが、聞きこむと味がある不思議な感じがします。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

御山獅子(みやまじし)


  神路山、昔に変らぬ杉の枝。
  萱(かや)の御屋根に五色の玉も、光をてらす朝日山。
  清き流れの五十鈴川、御裳濯川(みもすそがわ)の干網の、
  宇治の里ぞと見渡せば、頃は弥生の賑はしき、
  門に笹たて鈴の音も、獅子の舞ぞとうたひつる。

  山を越したる小田の橋、岩戸の前に神楽を奏し、
  二見の浦の朝景色。岩間に淀む藻塩草、
  世義寺の夕景色、野辺の蛍や美女の遊び、
  浮かれて汲むや盃の、早や鳥羽口にもみぢ葉を、
  染めて楽しむ老い人の、浅熊山(あさくまやま)の眺めも勝る奥の院、
  晴れ渡りたる富士の白雪。


伊勢の神路山は昔と変らない杉の枝、萱で葺いた屋根に、朝露で五色の玉が輝くように照らす朝日山、内宮を清く流れる五十鈴川、その御裳濯川に網を干した家の、このあたりは宇治の里かと見渡せば、ころは春三月の賑やかな季節である。
山を越したところは小田の橋で、その昔、天の岩戸の前で天宇受売命が神楽を奏して舞った事が思い出される。
二見の浦の朝景色は有名な景勝であり、岩間に淀む藻塩草をせきとめる世義寺の夕景色は格別美しいが、野辺の蛍狩りや世義寺のある古市の遊廓で、美女と浮れて汲む盃もまた楽しいことであろう。
さて、秋が来れば、鳥羽口の木々を紅葉に染めて楽しむ老人の、浅熊山の眺めにも勝る金剛證寺の奥の院の風景は、晴れ渡った駿河の富士山の白雪とともに絶景である。

解説
[調弦]
三絃:本調子-二上り-高三下り
箏:半雲井調子-平調子-中空調子

[作曲]
菊岡検校
箏手付け:八重崎検校
[作詞]
竹中墨子

[他]
京風手事物。獅子物。祝儀曲。
「御山」は伊勢の神路山を指し、獅子の舞や神楽などを詠み込みながら、伊勢神宮神域の四季を綴る。
手事は、マクラ・手事・中チラシ・チラシの構成。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/miyamajishi.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

万歳獅子

皆様 お久しぶりです。
やっと暑い日々から逃れることが出来て、朝夕涼しくなってきました。
まさに地唄鑑賞にはもってこいの季節ということですね。

本日は万歳獅子をアップします。
唄・三絃 菊原 初子師
三絃(八千代獅子) 菊津木 昭子師
による演奏です。

聞かれたら簡単で結構ですのでコメントなど頂けるとありがたいです。よろしくお願いします。


02B02

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

万歳獅子(ばんぜいじし)


  君が代は久しかるべきためしには、
  かねてぞ植ゑし住吉の、

  [手事]

  松の双葉はあやかりものよ、青葉はまして落葉さへ、
  妹背かはらぬ契とは、嬉しからうであるまいか、

  [手事]

  松のよはひを重ねかさぬる、松のよはひを重ねかさぬる。


君が代は末永く栄えるという例えにはかねて植えた住吉の松であるが、松の双葉は我々も似たいものである。
青葉はもちろんのこと、落葉となっても、双葉は離れず夫婦の契りは堅く変らないのは嬉しいではなかろうか、齢を重ね重ねて千才の齢を重ねるというが、めでたい限りである。

解説
[調弦]
箏:平調子
三絃:二上り

[作曲]
不詳

[作詞]
不詳

[他]
二上り手事物。獅子物。
長寿の松に寄せて君が代を祝したもの。
『新増大成糸のしらべ』に詞章初出。
『八千代獅子』全曲との打合せが可能。
前後に二つの手事が入り、はじめの手事は『八千代獅子』の手事初段に、後の手事は同三段目にあたる。


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

有馬獅子

皆様 お久しぶりです。
ぽちぷちさんにコメントをいただいて嬉しくなったので本日9月初めの曲をアップいたします。

本日は「有馬獅子」です。

しかし一撥目で「富筋」と分かる音色は流石ですねぇ!!演奏は富山清琴師 と 富山清隆師のお二人です。三弦合奏による演奏です。
最近はあまり演奏されることも多くない曲だとは思いますが、それだからこそ皆様に聞いていただければ幸いです。



02B01


それでは皆様 またコメントなどをいただければありがたいです。よろしくお願いいたします。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 
 Special thanks to 喜音院 様  
                        2010/3/31
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
有馬獅子の歌詞が分かりましたので掲載させて下さい。
あまり巷間に出ない曲ですので、歌詞だけでも分かればお役に立つのでは、と思います。


風の手に、打つや鼓の滝波に、松の調の音添へて
狩り出す獅子の数々は、雪につま恋ふ声々の
紅葉の色にひるがへる、旗指物や飛び道具
弓は袋に太刀は鞘 
(手事)
治まる御代に合竹の
千代も八千代も尽きぬ言の葉。


「解説」
曲種・調弦:本調子手事物/(筝雲井調子)
作詞者:銀獅
作曲者:峰崎勾当
初出歌本:享和元年(1801)刊『新増大成糸のしらべ』
内容:有馬名所の鼓の滝を紹介し、その音調から「しし(鹿)」狩りのありさまを歌い、手事を聴かせる。


歌詞を眺めると、「越後獅子」「東獅子」に似た文章の調子ですね。作者はおそらくそれぞれ違うのでしょうが、おそらく作曲者と相談しながら作ったのでは?と思います。長歌物の感覚もあるような気がします。でも他の獅子物と違い、ゆったりした優雅な感じで、割合短いし、初、中級者向けかもしれませんね。捨てるにはもったいない曲です。

(筝雲井調子)にかっこ書きしましたが、こちらの音源は、三弦二挺ですね。大阪の伝承としては、その方が古いでしょうね。


喜音院様 本当に有り難うございました。今後ともよろしくお願い致します。


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

吾妻獅子

本日は 吾妻獅子をアップいたします。
唄・三絃本手 太田 里子師
三絃替手 矢木 敬二師
による演奏です。
若干録音時の音の揺れが感じられますが、気にしないで聞いてください。スミマセン


02A04

新しく参加された方も、気軽にコメントなどいただければありがたいです。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

吾妻獅子(あずまじし)


  昔より、言ひ慣はせし、東下りのまめ男。慕ふ旅路や、
  松が枝の、富士の高根に白妙の、花の姿に吉原なまり、
  君が身に添ふ牡丹に馴れて、おのが富貴を花とのみ、
  やたけ心も憎からず、思ひ思ふ千代までも、
  情けにかざすきぬぎぬの、糸竹の心みだれ髪。
  うたふ恋路や露そふ春も、呉れ竹の、かざす扇にうつす曲、
  花やかに乱れ乱るる妹背の道も、獅子の遊びて幾千代までも、
  変らぬ色やめでたけれ。

解説
[調弦]
三絃:本調子 - 二上り
三絃替手:三下り - 二上り
箏:平調子

[作曲]
峰崎勾当
替手:石川勾当
箏手付け:浦崎検校(京都)
     米川琴翁・米川文子など(東京)
[作詞]
長堀丁々

[他]
本調子手事物。獅子物。
在原業平の東下りを導入して、業平気取りの男が江戸に下って吉原の遊女と馴染み、後朝の別れを惜しんで、扇をかざして獅子舞を舞う内容。獅子の狂いの乱れに、恋の狂乱を重ねて華やかな手事を展開させる。
手事の途中に砧地が入り、前半部に『三段獅子』の手事の二・三段目を打ち合わせることがある。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/azumajisi.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

都獅子

本日は都獅子をアップいたします。
唄・三絃 菊原 初子師
による演奏です。


02A03

いやぁ  久しぶりに菊原初子師の声を聞きましたが、とても懐かしいです。


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

難波獅子

会員第一号様からの書き込みに激励されて
本日もアップします。

本日は 難波獅子です。
唄・箏 福田 種彦師 
唄・三絃 藤本 安子師
による演奏です。


02A02

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

難波獅子(なにわじし)


一 君が代は 千代に八千代に さざれ石の
  巌ほとなりて 苔のむすまで

二 たちならぶ やつほの椿 八重桜
  ともに八千代の 春にあはまし

三 高き屋に 登りてみれば けむり立つ
  民のかまどは 賑ひにけり


1.『古今和歌集』
あなたの齢は限りなく長くましませ。小石が成長して岩のように大きくなって、しかもそれに苔が生すときまでも。

2.たくさんの花をつけている八重の椿や八重桜にも比すべきお二人は、お揃いで千代の春を迎えなさることでしょう。

3.『新古今和歌集 仁徳天皇』
高殿に登ってみると、炊煙が盛んに上っている。民の暮らしも楽になったものと見える。

解説
[調弦]
三絃:本調子
箏:平調子
  半雲井調子など

[作曲]
継橋検校

[他]
本調子手事物。
第二首目の後に手事が入る。手事は二段からなる。各歌と手事各段はいずれも64拍子(128拍)で、手事初段と二段とは段合わせが可能。三絃替手との合奏として行なわれることが多い。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/naniwajishi.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表



三段獅子

立秋は過ぎたとはいえ暑い日が続きますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか?
本日は三段獅子をアップします。
唄 萩原 正吟師
箏 菊原 初子師
三絃 堀 正美師
による演奏です。


02A01

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


一 花はよし野よ、紅葉は高尾、松は唐崎、霞は外山、
  いつも常磐のふりはさんざ、しほらしや、とにかくおもはるる。



1.花の代表的なものは、吉野山の桜であろう。紅葉の名所は高尾に勝るところはない。松は唐崎の松、霞は外山。いつも常磐の身振りは物静かでしなやかに、今もやさしく思い出される。


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

四段砧

本日 アップするのは四段砧です。

演奏は
山田流  藤井千代賀師、岸辺百代師です。

http://homepage2.nifty.com/~bunko/data/k27_1.htm


山田流の曲なので私は弾いたことはありませんが、楽譜だけは手に入れて試みてみた覚えは有ります。ただし素人の悲しさで これを覚えると苦労して覚えた五段砧とゴチャゴチャになってしまうような気がして本格的な練習は止めてしまったと思います。


01B04


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

京砧

本日アップするのは京砧です。
きっとまた何も分からないだろうと思っていましたが、何気なくGoogleで「京砧」と入力したら以下のページを発見しました。(Google恐るべし!!!!!)

http://homepage2.nifty.com/~bunko/data/k27_1.htm

今までにこのブログにアップした段物・砧物はこの平野先生の

箏曲「段物・砧物」の研究-箏の器楽曲の系譜から収録したものです。
それによればこの京砧の演奏は
唄・三弦 富山清琴 師
  三弦 富田清邦 師
です。


01B02

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


一 花はよし野よ、紅葉は高尾、松は唐崎、霞は外山、
  いつも常磐のふりはさんざ、しほらしや、とにかくおもはるる。

二 松は常磐よ、まつはときはよ、いつもかはらぬ歳のはごとに。


1.花の代表的なものは、吉野山の桜であろう。紅葉の名所は高尾に勝るところはない。松は唐崎の松、霞は外山。いつも常磐の身振りは物静かでしなやかに、今もやさしく思い出される。

2.松は常磐木、年毎に緑の色を変えない。



「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

二重砧

本日は 二重砧をアップします。
あまり聞かない曲ですが・・・
演奏は富山 清琴師、富山 清隆師のお二人です。


01B03

「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

八段

しばらく時間がなくて全く更新していませんでしたが、先日あるライブコンサートを聴きに行って、刺激を受けましたので久しぶりに更新します。
本日の新作は「八段」です。皆様からのコメントでも頂けると幸いです。


01B01

「八段」の筝・三絃合奏による演奏をアップ致します。
ありす様のご協力により、筝:野坂 操寿師、三絃本手:太田 里子師、三絃替手:矢木 敬二師と分かりました。有難うございました。(2010/6/6)


15AB02


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

段物  六段

地唄FAN管理人です。

皆様良くご存知の「六段」です。



01A04

本日も箏による「六段」の合奏です。


01A05

今日は「六段」の3つ目の演奏をアップします。三絃合奏です。
三絃本手 米川 文子師、三絃替手 米川 文勝之師です。


01A03


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

段物 4 六段

地唄FAN管理人です。

本日は箏による六段の合奏です。
本手と替手による合奏ならば、普通なのですがこの演奏はちょっと変わってます。





「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

段物3 六段(三絃合奏)

地唄FAN管理人です。

今日は3つ目の段物をアップします。
六段の三絃合奏です。
三絃本手 米川 文子師、三絃替手 米川 文勝之師です。


01A03


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

段物 2 乱輪舌(箏合奏)

昨日に続き段物をアップします。
乱輪舌です。
箏(乱)南光坊 圭美師、京乱 津田 道子師による演奏です。



01A02

2010年年末も押し詰まって参りましたが、皆さま如何お過ごしでしょうか?
本日は藤井 久仁江師による「乱輪舌」の別演奏をアップ致します。藤井師が替手を担当されています。





「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

地唄FAN 開設(トライアル)

地唄FAN 管理人です。
何はともあれ試験的に作ってみました。

なおこれからアップしていく曲は全てオリジナルはテープです。
テープと言っても、若い方はご存じないかも知れませんね。
MDの前にはカセットテープが有りました。
さらにその前にはオープンリールと言う大きくて取り扱いの面倒な
テープがあったのです。

さらにその前は勿論アナログレコードです。
アナログレコードはとてもデリケートで取り扱いがやっかい。
(それだけに愛着もあったのですが・・・)

アナログレコードはかければかけるほど音溝がすり減って
オリジナルの音が失われ、ノイズが増えるので、レコード盤を
大切にする人たちは、レコードの最初の音をオープンリールテープに録音し
普段はそれを聞くことによって、大切な大切なレコードが摩耗しないように
保護していたのです。

もしテープが切れても その次には2回目の音を新しいテープに
録音して聞けばまた良い音で聞くことが出来るというわけです。

昔話はこれくらいにして、最初は特集物のテープの第1曲目を飾った
曲です。半音を含まない調弦で不思議な響きがしますが、
今から聞くとかえって新鮮に感じる部分もあります。





「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表