萩の露

地唄FAN管理人です。
皆様お元気でお過ごしでしょうか?

今回は 「萩の露」 です。
唄・三絃 菊原 初子師
唄・三絃 藤井 久仁江師
唄・箏 阿部 桂子師
尺八 池田 静山師
による演奏です。


03A02

風の子様が熱心に「萩の露」を練習しておられると言うことですので、本日は阿部 桂子師の別演奏をアップさせていただきます。よろしくお願いいたします。(2010/7/7)
唄・三絃 阿部 桂子師
唄・箏 藤井 久仁江師
尺八 川瀬 順輔師
による演奏です。


21B01

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  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
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萩の露(はぎのつゆ)


  いつしかも、招く尾花に袖触れ初めて、
  われから濡れし露の萩。
  今さら人は恨みねど、葛の葉風にそよとだに、
  おとづれ絶えて松虫の、ひとり音に鳴く侘びしさを、
  夜半に砧の打ちそへて、いとど思ひを重ねよと、
  月にや声は冴えぬらん。
  いざさらば、空ゆく雁に言問はん。
  恋しき方に玉章を、送るよすがのありやなしやと。


いつの頃であったろうか。尾花に招かれたように、われから求めて袖触れ合い、契りをかわしたが、今は涙の思い出である。
今更去った人を恨むわけではないが、葛の葉が風に吹かれて裏返るように、秋の空と男心は、待ちかねているこちらの心を知ってか知らずか、ちっとも便りをくれない。松虫が誰を待つのか独り鳴いている侘しさを、遠く聞こえる夜半の砧の音が更に思いを募らせる。侘しいときは思う限りに思うて見よと、無常に持つ気の声が冴えて聞こえてくるようだ。
さてさて、空を飛んでゆく雁に問うてみたいものだ。恋しい人に私の便りを、何とか届ける方法がないものであろうかと。

解説
[調弦]
三絃:本調子-三下り-本調子
箏:四上り半雲井調子-半雲井調子

[作曲]
幾山検校
箏手付け:八重崎検校

[作詞]
霞紅園

[他]
京風手事物。
秋の情趣に事寄せて、訪れ絶えた恋人を思い、独り待ち続ける心を唄ったもの。手事は、マクラ・手事・中チラシ・本チラシからなる。
打合せを意識した作曲がなされ、本チラシは『磯千鳥』のチラシに、前歌の砧を描写する合の手は『笹の露』の合の手の一部と合う。かつての許し物。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/haginotsuyu.htm


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