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zoom RSS 狐会(こんかい)

<<   作成日時 : 2012/02/11 22:01   >>

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皆様 如何お過ごしでしょうか?
地唄FAN管理人です。ご無沙汰しております。

「今でも小町?」様からご希望がございましたので、狐会(こんかい)をアップさせて頂きます。
演奏は唄 萩原 正吟師、三絃 堀 正美師です。
しかし 久しぶりに聴いて 「上手い!!」とため息をついてしまいました。



(47B03)

サクラ様からご希望の有りました富山 清琴師演奏による「狐会」をアップさせて頂きます。
(2012/3/8)
唄・三絃 富山 清琴師
 箏    中能島 慶子師
尺八   山本 邦山師
による演奏です。



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  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

狐会(こんかい)

一 痛はしや母上は、花の姿に引きかへて、萎(しお)るる露の床の内、
  智恵の鏡もかき曇る、法師にまみえ給ひつつ。
  母を招けば後見返りて、さらばといはぬばかりにて、
  泣くより外のことぞなき。野越え山こえ里打ち過ぎて、
  来るは誰ゆゑそさまゆゑ、誰ゆゑ来るは、来るは誰ゆゑそさま故。

二 君恋し、寝ても覚めてもな、わすられぬ、わが思ひ、わが思ひ、
  それをもみれば、春の花散りて秋の紅葉も色づく、
  世の中は電光石火の夢のうち、捨てて願ひをさ、捨てて願ひをさ、
  なむあみだぶつ、なむあみだ。

三 君は帰るか恨めしや。いのうやれ、わが住む森に帰らん、
  勇みに勇みて帰らん、わが思ふわが思ふ、心の内は白菊。
  岩隠れ蔦隠(つたがく)れ、篠の細道かき分け行けば、虫の声々面白や。
  降りそむるやれ、降りそむる降りそむる、今朝だにも今朝だにも、
  處は跡もなかりけり。西は田の畔(あぜ)危ないさ。
  谷峯しどろに越えゆく。あの山越えてこの山越えて、
  こがれ焦るる憂き思ひ。

解説
[調弦]
三絃:三下り
箏:平調子

[作曲]
岸野次郎三
箏手付け:市浦検校・浦崎検校
     宮城道雄・富崎春昇など

[作詞]
多門庄左衛門

[他]
三下り端唄、芝居歌物。
母の病気を治すために招いた法師が、実は母親に恋慕する狐の化けたものであったために追い払うといった内容。地域によって詞章の構成に異同がある。
2と3の間奏を「南無阿弥陀仏の合の手」と称して夜中に三遍弾くと狐が現れると言う伝説がある。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/konkai.htm

「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表


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コメント(8件)

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地唄FAN管理人様

こんばんは
早速、拝聴させていただきました。
リクエストしてから、こんなに早く聞かせていただけるとは思ってもいなかったので感激です。
ありがとうございました。

富山清琴師と宮城喜代子師の音源は持っているのですが、私の持っている譜とは随分違いがあり、戸惑っておりました。
一番の違いは、解説の歌詞の2番
「君恋し、寝ても覚めてもな、…
    なむあみだぶつ、なむあみだ。」
の部分がないことでした。

私がこの部分を紛失してしまったのかとも思ったり、何かの演奏会で端折った譜面を手元に残しているのかと思ったり、…。でも、三弦の本手にも替手にも箏本手も替手も皆同じでその部分がなく、友人に聞く勇気もなく一人で悩んでおりました。これで解決いたしました。
これが萩原先生の「こんかい」でした。
本当に嬉しく、懐かしく聞かせていただきました。
京都という土地柄は、長い都の歴史の中で
「天皇さん」、「宮さん」 などとかざりけのないごく自然な言葉使いをしてきたので、雅やかさでなく、ごく自然な語るような地唄になるのでしょうか。

なお、私が「こんかい」とひらがな書きをしていることに就きまして、「こんかい」「狐会」「吼噦」と3つの表記が使用されているのをみます。
富山清琴師の音源には「こんかい」
宮城喜代子師のは「吼噦」
萩原先生の譜には「狐会」と「吼噦」が使われているからで何か意味があるのかと思い無難であろうとひらがなを使用いたしました。

管理人様や、そのほか博学の皆さまからの情報など頂けるのではないかと、一言申し添えさせていただきました。

ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。



今でも小町?
2012/02/12 00:41
萩原先生の狐会、いいですねえ。
これぞ京流!という演奏ですが、面白いのは地歌なのに分業してるんですね。三絃の堀先生は以前三津山の時にもお聞きしたと思いますが、素晴らしい三絃の音色です。
最近はこの曲を聴く機会が多く、いつか自分でも演奏してみたいですねえ。
最近では若手の菊央雄司さんの演奏を聞きましたが、ずいぶんスタイルが違いますね。彼は富筋の楽譜を使っていたそうですが、、、。筝の富成先生がすごかったです。

今でも小町?さんの名前の話といえば、狐が会いに来る話なので「狐会」が一番すんなり来る気がしますけど、地方諸説ありでどれでもいいんでしょうか?よくわからないですね。こういう曲を曲として仕上げるには相当大変でしょうが頑張ってくださいネ。

こうした大曲でしかも萩原先生の演奏を聴けるなんて、うれしいかぎりです。管理人さんに感謝です。
この前NHKの番組で舞地で善知鳥(うとう)という曲をやっていましたが、なかなかいい曲でした。もしお持ちでしたらそのうち聞かせていただけたらと思います。
それでは
RAIMUND
2012/02/12 09:45
お久しぶりです。静かにしていますが、相変わらず、とっても良く拝聴しています。
萩原先生のこの曲を聴けるなんて、リクエストを目にした時は、♪あるぅわけないぃぃさ♪、と思いましたよ。
raimundさんは、菊央さんのを、お聞きになったのですね。私は行きそびれましたが、東京で、森雄士さんのお箏で年末に、聞きました。若手の三絃奏者を際立たせるように、見事な演奏でした。
小耳にはさんだ善知鳥、山姥、萩原先生の演奏在庫が尽きませんことを願って、管理人様におねだりいたします。
ふかき
2012/02/12 16:09
今でも小町?様 

地唄FAN管理人です。
ブログではこちらからお知らせする手段が無いので、曲を掲載しても、お聞き頂くまでには時間がかかるかなと思っておりましたが、すぐにコメントを頂戴し誠に有難うございました。

mixiの方には新曲掲載の折には情報を出すようにしているのですが、ブログはどうしたら良いのか分からないので、掲載するだけですので・・・

今でも小町?様がおっしゃるように京都では真ん中の部分は演奏されない様です。また曲名の記載方法も「狐会」 「吼噦」と複数あるようですが、この辺の経緯に関しては私等よりももっともっと詳しい方の解説が必要だと思います。最近はあまりコメントを頂戴していませんが、ありす様や喜音院様などは本当によくご存知ですから、その内に教えていただけるのではと期待しております。

こう書いてくると、二歌目が入っている演奏は?と質問したくなるのが人情だとは思いますが・・・皆様そちらの方は既にお持ちのようですので、大丈夫ですね? もしお持ちでない方がいらっしゃるようでしたら、またコメントを下さるでしょう。

これからも何卒よろしくお願いいたします。

今でも小町?様 コメント有難うございまし...
2012/02/12 21:42
Raimud様 コメント有難うございました。

地唄FAN管理人です。

Raimund様もおっしゃっておられる様に本当に良い演奏だと思います。三絃の音の澄んでいることに本当に関心させられます。冒頭部分から惹きつけられますね。
萩原師の歌も聞けば聞くほど味わいがあって・・・
本当に好きな演奏の一つです。

今でも小町?様からタイミングよくリクエストしていただいて良かったと思います。このブログもそこそこ曲数増えて来ていますので、最近は既に掲載した曲の演奏追加と言う形が多かったのですが、「狐会」は掲載していませんでした。良いきっかけを頂いたと思います。

ブログ全体の曲の種類と言う面ではまだまだだとは思っていますが、今後の曲は「聞いても演奏出来ない」 或いは 「演奏に出会うことさえ稀」な曲が増えてきますので、聞いて頂く皆様にも負担になりそうで躊躇してしまいます。

萩原師のファンは多いですねぇ。このブログでも掲載と同時にコメントが入ってくるのは萩原師が一番なのではないかと思います。
しかし一方で、「この演奏を生で聞いて上手いと思える聴く力量を自分が本当に持っているか・・・」となるとかなり疑問なのも事実。
富崎 春昇師の時にも感じましたが、現代の演奏とはあまりにもスタイルが違うので、その力量を感じる迄に若干時間がかかるかもしれません。

この前NHKの番組で舞地で善知鳥(うとう)という曲をやっていました
>管理人
善知鳥(うとう)ですか・・・私は持っていないかもしれません。スミマセン。
Raimund様 コメント有難うございま...
2012/02/12 22:01
ふかき様 コメント有難うございました。

地唄FAN管理人です。

静かにしていますが、相変わらず、とっても良く拝聴しています。
>管理人
誠に有難うございます。そう言っていただけるととても嬉しいです。熱心に聞いておられる方がいらっしゃるという事を知るのは、継続していくのにとても励みになります。是非時々は「来たよ」とだけでも結構ですので何か書きこむか「気持ち玉」でも付けてやって下さい。
管理人の元気の元になると思って、よろしくお願いいたします。


萩原先生のこの曲を聴けるなんて、リクエストを目にした時は、♪あるぅわけないぃぃさ♪、と思いましたよ。
>管理人
運良く保有しておりました。皆様にその様に言って頂けて、萩原師にも喜んで貰えたのではと思います。やはり演奏家としては、それが一番ですから。

小耳にはさんだ善知鳥、山姥、萩原先生の演奏在庫が尽きませんことを願って、管理人様におねだりいたします。
>管理人
善知鳥(うとう)はスミマセン。保有していないと思います。「山姥」ですか・・・。これは保有していると思いますが・・・かなりひっくり返さないと出てこないと思いますので、お時間を頂戴することになると思います。スミマセン。

それでは一旦失礼します。

ふかき様 コメント有難うございました。
2012/02/12 22:13
地唄FAN管理人様

先日は萩原先生と堀先生の「こんかい」をありがとうございました。
何度も何度も、聞かせて頂いているうちに部分的に記憶のよみがってきたところもあるし…、
昔の方と違って、このような形で何度も何度も繰り返して聞くことができ、また、正確な楽譜を残して頂いており本当に有難いと思います。
萩原先生をはじめとする京都に残された地唄を正確に後世に伝えようと一大事業を展開して下さった中井先生や吉島先生、その事業に他の仕事を持ちながら膨大な時間を費やされた先輩諸姉に感謝するばかりです。
なお、この採譜に関しては中井先生が「中井猛先生の『地唄採譜の思い出』」として、「ほんとに笑った『都十二月』」の中で京都の地唄採譜の思い出を語ってくださっています。

このような話をしていると思いだしますのが、大阪で空襲に遭い、京都に逃げてきたという年老いた検校が
「若いころに自分の物にできた曲はいいんやけど」
と悲しそうに話されたことです。
奥様が、「忘れた曲は横で譜を読んであげるのやけどあかんねや。」と。自分が習った曲と出版されている譜に違いがあればたちまち混乱するし、中井先生も仰るように地唄のレコードなどほとんど出回っていないような時代でしたから耳から聞く作業もできず御苦労されていました。
私の幼いころには、市井にひっそり暮らす目の不自由な筝曲家がところどころにおられたように思います。

どうも萩原先生のリクエストが多いとか。
京都の先生は外に出て行かれない、レコードも出されなかったことが原因ではないかと…。
一般に萩原先生の音源が手に入りにくいのは確かです。
最近、ようやく京都の地唄のCDの情報も聞くようになりましたが。

管理人様、これからも萩原先生のリクエスト曲、よろしくお願いいたします。


今でも小町?
2012/02/13 14:10
サクラです
狐会、
早速アップしていただいてありがとうございました。
お琴が中能島慶子先生で、中能島欣一先生と富山先生のさらしを 思いだしました。
もう、40年以上まえでしょうか、国立で聴いたさらしはすばらしかったです
サクラ
2012/03/14 13:04

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