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<<   作成日時 : 2010/12/04 22:25   >>

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地唄FAN 管理人です。
皆様如何お過ごしでしょうか?

本日は菊原 初子師 演奏による「夕空」をアップ致します。
唄・三絃 菊原 初子師
筝     菊幸 近子師
による演奏です。




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  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
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夕空(ゆうぞら)


  筆の鞘(さや)、

  [合の手]

  焚(た)いて背子(せこ)待つ蚊遣火(かやりび)の、
  上(うは)の空にや立ちのぼる、水に数かく枕の下は、
  恋ぞつもりて今日の瀬に、

  [手事]

  身は浮草の、寝入る

  [合の手]

  間も無き、ああ、儘ならぬこそままならね。


筆の鞘をたいて愛人の訪れを待つ蚊遣火が天に上って、いい加減に考えられてしまい、そのあてにならないことは水上に数字を書くよりも儚いものである。
その悲しみに枕の下に涙が流れ、恋が積って今日の瀬となった。
わが身はその瀬に浮いた浮草の根のように定まらなく、安眠する隙もなく悩まされる。
ああままにならないこの浮世であるよ。

解説
[調弦]
三絃:本調子

[作曲]
宇野都法師

[作詞]
不詳

[他]
本調子長歌。手事物。
1788年刊『新大成糸のしらべ』に初出。
蚊やり火をたきながら恋人を待つ心情を歌ったもの。
前歌・手事・後歌の形式ではあるが、手事は短く、マクラもチラシもない。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/yuuzora.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
いや、ビックリしたのは、
最初の合の手がおわるところまで、
手は箏も含めて「楫枕」そのままですね。
逆に言えば、やはり「楫枕」がそれだけ
古典的なつくりの曲だという
ことの証明でもあるし、
長歌物にしてはこの曲は新しい作風だったと
いうことでもあるでしょう。

とても引き締まった曲で、
情緒に優れた「磯千鳥」のような
曲もいいですが、こうした
構成感のしっかりした曲もまた
古典を聴く面白さがあります。
本当に地歌は多様だなと思います。

菊原初子さんは、どのくらい長歌は
伝承されているのでしょうね?
組歌は全集を出されているくらいですけれども、
長歌というと、そこまでまとまった録音は
ないような気がします。
萩原正吟さんの長歌などで
改めて長歌物もいいなあ、と
感じていたので、
菊原初子さんの長歌物も
もっと聴いてみたいところではあります。
ありす
2010/12/08 20:35
重すぎず、軽すぎず、、、
ありすさんのおっしゃるように、構成感にすぐれた引き締まった、曲、、、ですね。
うまく表現できなかったんですが、ありすさんが代弁してくださった、みたいな。。。(笑) ありがとうございます

菊原初子さんのお声は、柔らか味の中に、強さ があって、とても、好きです。時に、可愛らしさも
三絃は、、、すごい、、、、です。。。。
スリの音。。。シビれます。。。

今までの「地唄」とは少し違う感じを受けますね。
こちらでたくさん聞かせていただいてから(毎回驚きの連続。。。ですが(笑))、地唄の奥の深さ(幅広さ?)を知るようになりました。

何を隠そう、来年人前で弾くことになるかも、、、、で、お稽古していただくことになっていますが・・・
恥ずかしながら、今まで聴くことがありませんでした。。

いきなり、菊原初子さんの演奏、、、かなりビビっています

繰り返し、聴かせて頂きますね。
ありがとうございました
happydance♪
2010/12/09 20:19
相変わらず、菊原先生のお声も三絃もこれ以上ないぐらい
冴えてますね。
すばらしい!
私は個人的には先生の「出口の柳」が大好きです。
ぐんと人を引きつけるものがあって
やっぱり演奏はこうでなくちゃ!ですね。

happydanceさん
人前での演奏がんばってくださいね。
一人で演奏するのでしょうか? いずれにしても
人前というのは緊張しますよね!
藤枝梅安
2010/12/09 22:23
藤枝梅安様思いがけない励ましのお言葉 ありがとうございます。 はい、ちゃんとした舞台で弾くのは、初めてなので、とても、とても怖いです。。。。たった一人、ではなく、先生との合奏になりますが、それでも、緊張は免れません。。。 でも、声かけてくださって、とっても嬉しいです なんとか、頑張れそうな気になって来ました 管理人様、曲に関係ないコメで、すみません。。。 藤枝様、ほんとに、ありがとうございました
happydance!
2010/12/10 06:52
>ありすさん
本当に最初は「楫枕」にそっくりですね。
しかしこちらは深刻味よりは、ふてくされているような可愛らしさを感じますね。初子さんの力なのかもしれませんね。
 整った構造といえば、初期手事物で、「難波獅子」や「八重霞」なんかも後年の物とはまた違った味わいで、この「夕空」といい捨てがたい魅力があります。手事物の初期作品で演奏会のプログラム組んでも面白いんじゃないかなぁ…。

happydanceさん
頑張ってくださいね。関東近辺で来年だったら、聴きにいけるかも…。女性の心理を歌っているから、ちょっと楽しみです。
喜音院
2010/12/14 23:59
喜音院様
うわ〜〜ありがとうございます
すんごく嬉しいでも、ちょっと、恥ずかしいです。。。
励まし、感謝ですっ
実は、昨日、自習してみて、手事で停滞・・・だったので、少し落ちてました。
(ほんとに、おっしゃるとおり、“難波獅子”の手事の感じと似ていますね〜。最近お稽古あがった“秋の言の葉”とは全く違う感触なので、ちょっと戸惑っています。)
でもみなさんが応援して下さって、、、ほんとに、幸せです。 精一杯、頑張ります
会の詳細、分かりましたら、お知らせしますね。。。
ありがとうございました。
happydance♪
2010/12/15 11:31

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