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zoom RSS 磯千鳥

<<   作成日時 : 2010/12/01 08:22   >>

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地唄FAN管理人です。
いよいよ12月に入り、寒さも厳しくなって参りましたが皆様如何お過ごしでしょうか?

本日は 阿部 桂子師演奏による「磯千鳥」をアップ致します。
唄・三弦 阿部 桂子師
筝     藤井 久仁江師
尺八    山口 五郎師
によるものです。




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  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
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磯千鳥(いそちどり)


  うたた寝の、枕にひびくあけの鐘、実にままならぬ世の中を、
  何にたとへん飛鳥川、きのふの渕はけふの瀬と、
  かはりやすきを変るなと、契りしこともいつしかに、
  身は浮き舟の楫を絶え、今は寄るべもしら波や。
  棹の雫か涙の雨か、濡れにぞぬれしぬれ衣、
  身に泌むけさの浦風に、侘びつつ鳴くや磯千鳥。


うたた寝をしているうちに、とうとう明け方を迎えてしまった。まどろむ耳に暁の鐘が鳴るのが聞こえる。考えてみれば、実に思うようにならない世の中だ、例えてみれば飛鳥川のようなもので、昨日の渕は今日の瀬になってしまう。このような世の中の移り変わりはあっても、我々だけは変わるまいと誓ったのだが、いつの間にか自分の身の上は楫を失った小舟の様に、今では我が身の行く末がどうなるか、全く分からないようになってしまっている。舟に棹さす棹の雫か自分の涙か、わが袖はぐっしょり濡れている。今朝の浜辺を渡ってくる風は一入身に沁みて、浜辺に群れ遊ぶ磯千鳥の鳴く声も、わびしく感じられる。

解説
[調弦]
三絃:二上り−高三下り−高本調子
箏:平調子−中空調子

[作曲]
菊岡検校
箏手付け:八重崎検校

[作詞]
橘遅日庵

[他]
京風手事物。追善曲
浜辺の千鳥に寄せて不遇の身の上を嘆いた歌詞で、貧しい公卿の娘のお磯の悲しみを歌ったものとも、その追善曲とも。「源氏物語」の「須磨」の巻に取材するとも。
手事は、ツナギ・マクラ・手事・中チラシ・チラシ。
『萩の露』のチラシがこの曲のチラシに合うように作曲されたことでも有名。中チラシに千鳥の声を描写する手法がある。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/isotidori.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
山口五郎さんの尺八は本当に素敵ですね。
風雅な趣があって、上品です。聴いていて全くストレスを感じないといいましょうか、三絃と箏を引き立てているなあと、つくづく感じました。
「おれが尺八やー」みたいな演奏されると、歌も聞こえずげんなりします。そういう点では全くすばらしいとしか言いようがないと思います。

相変わらず阿部先生のお声もすばらしいですし、
やっぱり生で聴きたくなりますね。
磯千鳥は合奏してこそよさがある曲だと感じます。
華やかですよね。春やわ〜って感じがします。
久しぶりにいい演奏を聴きました。
raimund
2010/12/01 19:41
「磯千鳥」はとても聴き栄えするというか、
中規模曲なのに、フル編成の大規模な手事があって、
地歌でまず聴いていただきたい曲の一つですね。

この演奏は何度も聴きました。大好きです。
とくに中チラシのはこび方は絶品です。
いつ聴いても背筋に電気が走ります。
阿部桂子先生と藤井久仁江先生の
すばらしさを本当に感じます。

山口五郎さんは本当に細かく気を配って
らっしゃいながら、竹の味を
出されているのですよね。
糸方のraimundさんが絶賛するのですから、
やはり理想的な演奏の行き方の一つだと思います。

この演奏は、曲の良さもあいまって、
一つの奇跡だと私は思っています。
ありす
2010/12/01 21:45
地唄FAN管理人です。raimund様 お久しぶりです!
お元気でしたか?しばらくコメントを頂けて居なかったので、お忙しいのかなと心配しておりました。

「磯千鳥」気に入って頂けたようで良かったです。ありす様も仰ってますがとても雰囲気のある演奏だと思います。阿部師も心から信頼する共演者を得て、心おきなく演奏されているのが伝わってきますね。

raimund様は尺八の山口師に対してコメントされてますが、箏の方も歌・三絃に加えて阿部師の演奏スタイルを知り尽くした藤井師の流石の演奏で、どちらも主張しすぎず、かと言って埋没することもなく素晴らしいバランスだと思います。


raimund様 お久しぶりですねぇ!
2010/12/02 16:50
地唄FAN管理人です。

「磯千鳥」は・・・中規模曲なのに、フル編成の大規模な手事があって、地歌でまず聴いていただきたい曲の一つですね。
>管理人
そうですねぇ 実は私もそれほど聴いて居ませんでしたが、今回を機会に聴き直したら「ほー!!」って感じでした。気づきが遅くお恥ずかしい限りです。「宇治巡り」も同じ様な感じですが、「磯千鳥」の方を先に聞き込んで行くべきと思っています。

この演奏は何度も聴きました。大好きです。とくに中チラシのはこび方は絶品です。いつ聴いても背筋に電気が走ります。
>管理人
そうでしたか。ありす様が太鼓判を押してくださるならば、皆様もきっと何らか得るものをつかんで下さると思います。

今後とも宜しくお願いいたします。


ありす様 コメント有り難うございました。
2010/12/02 17:04
ほんとに、素晴らしい演奏だと思いました。

皆様のコメ読んでいたら、言いたいことはすべて言い尽くされていました、ので、とてもエコなコメですが、、、もう何も言えません(笑)。。。

raimundさんのおっしゃるように、「ストレスを感じさせない尺八」ありすさんのおっしゃるように、「聴き映えのする曲」管理人さんの「歌・三絃に加えて阿部師の演奏スタイルを知り尽くした藤井師の流石の演奏で、どちらも主張しすぎず、かと言って埋没することもなく素晴らしいバランス」・・・その通りだと、感じました。

手事の、絶妙な掛け合いの「間」。
素晴らしいですね。。。快感。。。です。。。

適当すぎるコメで、すみませんが、実感です。。。
happydance
2010/12/03 23:51

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