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zoom RSS おちやめのと

<<   作成日時 : 2010/10/09 10:13   >>

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地唄FAN管理人です。

本日は富山 清琴師による「おちやめのと」をアップいたします。ほとんどの方が聴かれた事の無い曲かも知れませんが、なかなか良い曲だと思います。本調子端歌物 との事ですが、これなどを聞くと 端歌物 に対するイメージも少し変わるかもしれません。
この曲に関しても、歌詞などの情報をありす様にご提供いただきました。誠に有難うございます。


13B03


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  Special thanks to ありす様  

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[歌詞]
おちや乳人(めのと)のくせとして、背(せな)に子を負ひ寝させておいて、
亥(い)んの子、亥んの子と云ふだもな、目なかけそよ、
花の踊(おどり)をな、扨(さ)て花の踊をひと踊り。

こヽな子は幾歳(いくつ)、七(ななつ)になる子がいたいけな事云ふた、
殿か裕(ほ)しいと唄ふた、
ても扨(さ)ても、和御寮(わごりょう)は、
誰人(たれびと)の子なれば、
定家蔓(ていかかつら)か、離れがたやの、離れ難やの、
川舟に乗せて、連れて去(い)のや神埼(かんざき)へ神埼へ。

ても扨(さ)ても和御寮(わごりょう)は、踊り子が見たいか、
踊り子が見たくば北嵯峨へ御座れの。
北嵯峨の踊りは、つづら帽子をしゃんと着て、
踊る振りが面白い、吉野初潮(はつせ)の花よりも、
紅葉(もみじ)よりも、恋しき人は見たいものよ、
ところどころお参りやって、疾(と)う下向(げこう)めされ、
咎をばいちゃが、負ひまゐらせう。

[調弦] 本調子−三下り

[作曲] 不詳

[作詞] 不詳

[他]
本調子端歌物。元禄期の子守歌の「おちゃめのと」と、狂言小舞謡の「七つになる子」を合成したもの。
途中二度目の「ても扨(さ)ても」で三下りとなるが、最初から三下りのものもあったらしい。
また、井上流京舞などで、狂言小舞謡による「こヽな子は」以下を舞う場合は、特に「七つ子」とも言うが、もちろん
三味線組歌の「七つ子」とは別曲である。




「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
とても古風な曲ですね。
このブログでさまざま聴いてきた方なら
お気づきかと思いますが、
組歌的な手が非常に多いのが、
その一つの原因かもしれませんね。

それにしても味わい深い曲です。
清琴さんは、もう最初の三絃の弾き出しから
魅了しちゃうのですから、
唄が始まると、本当に引き込まれてしまいます。
元禄期の子守唄がどの程度
原形をとどめているかわからないのですが、
私たちが日ごろなじんでいる文化・文政期より
昔の音楽に思いを馳せることが
出来るということも、なにか
ロマンチックに思います。
ありす
2010/10/09 12:07
ありす様 何時も歌詞や曲の情報などをご提供頂き、本当に有難うございます。この様に普段接することが難しい曲になると、ありす様からご提供いただいた曲の情報が有るか無いかでは全く状況が異なると思いますので、本当に有り難く思っております。

とても古風な曲ですね。このブログでさまざま聴いてきた方ならお気づきかと思いますが、組歌的な手が非常に多いのが、その一つの原因かもしれませんね。
>管理人
普段聞いている端歌物とは本当に異なりますね。久しぶりに聞きなおしてみると、唄も勿論ですが、清琴師の三絃に凄みを感じます。

それにしても味わい深い曲です。清琴さんは、もう最初の三絃の弾き出しから魅了しちゃうのですから、唄が始まると、本当に引き込まれてしまいます。
>管理人
弾き出し部分は「あれ!? 繁太夫物?」と思ってしまいますねえ。それに続いて「おちやめのとの癖として・・・」と始まると正に引き込まれてしまいます。

有難うございました。
ありす様 有難うございました
2010/10/10 05:10
端歌物というのは本当に、何でもありの雑然とした、
自由な、ジャンル分けできないものの集合体のようで、
こんなにも次から次へといろいろの曲を聞かせていただけると「耳福」です!ありがたいですね。

旋律もなんだがふわふわと、捉え所がなく面白いですし、
こんな曲を一体いつ、誰が作ったのでしょう。
想像すると楽しくなってきます。
清琴さんも曲によって、微妙な歌い分けのような、またその曲にあった雰囲気づくりがあって、やっぱりすごいなあと感心します。

私といえば、また今年もそろそろ演奏会の準備に取りかからななくては!ということで、演奏する曲の練習を始めたところです。
そんな折も、まず「地唄ファン」に掲載された曲であれば、まず聴いてイメージをわかせる事ができるので、いつも助かっています。
藤枝梅安
2010/10/12 18:14
地唄FAN管理人です。藤枝様 コメント有難うございました。

いろいろの曲を聞かせていただけると「耳福」です!ありがたいですね。
>管理人
そう言って頂けると有り難いです。皆様方のように地唄古典に興味が有り、普通の方と比べてとてもも詳しい方でも、これらの曲はほとんど演奏されることが無いのでご存じないのは無理は無いと思います。しかし、それではどんどん良い曲が消えて行ってしまうのではないかととても心配です。少しでも聞いていただける方が増える事でこのような希少な曲も残るチャンスが増えて行くのではないかと思います。

こんな曲を一体いつ、誰が作ったのでしょう。想像すると楽しくなってきます。
>管理人
作詞者も作曲者も分からないけど良い曲と言うのがなかなか凄いところですね。もっとも清琴師の様な方が演奏されることで、その曲の良さが出せると言う事なのかもしれませんが・・・

今年もそろそろ演奏会の準備に取りかからななくては!ということで、演奏する曲の練習を始めたところです。
そんな折も、まず「地唄ファン」に掲載された曲であれば、まず聴いてイメージをわかせる事ができるので、いつも助かっています。
>管理人
このブログも少しは皆様のお役に立てているようで嬉しいです。音楽辞典的な構造になっていますので、どこが始まりでどこが終わりと言うことも無いので、皆様に自由に使っていただければと思います。
新たにコメントしていただける方も少しずつ出てきていますので、頂戴したご意見を大切にこれからも徐々に充実して行ければと思います。

なにとぞよろしくお願いいたします。
藤枝様 有難うございました。
2010/10/13 08:24
初めまして。

私は落語や歌舞伎、狂言などの古典芸能が好きなのですが、狂言「棒しばり」の中に、「咎をばいちゃが、負ひまゐらせう。」という台詞がありました。

「ばいちゃ」とはなんだろう?と思い、検索してこちらのページに辿り着きました。
「ばいちゃ」とは、「私」と同義なのでしょうか?

教えて頂けましたら幸いです。
たまみ♪
2011/11/25 22:45
富山清琴さんが上京せずに大阪にそのまま残っていたら随分違う地歌が聞けたでしょうね。もっとぼんやりとした重い地歌が聞きたかった・・東京一極集中も文化を貧困衰退させますね
よしお
2016/06/18 20:34
よしお様 コメント有難うございます。
完全に不定期の更新になっておりますが、今後共何卒よろしくお願いいたします。
管理人です
2016/06/19 14:13

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