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zoom RSS 海人小舟

<<   作成日時 : 2010/08/03 07:57   >>

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地唄FAN管理人です。
暑い日が続きますが皆様如何お過ごしでしょうか?
昨日は藤井 昭子師の地歌ライブ 50回記念公演を聞きに行くことが出来ました。「新青柳」 「融」 「八重衣」 と言う石川の三物の連続演奏。(しかも 公演自体は昼夜の2回だったとか・・・)
どの曲も入魂の演奏で素晴らしかったです。演奏者ご本人も大きな節目と言うことで特別の思い入れが有るようで、普段の地歌ライブとは取り組み姿勢が異なるように感じられました。

また会場には祖母 阿部 桂子師のCD(元々はアナログレコードで出ていた物のCD版)が販売されていました。前々から手に入れたかった物ですので思わず3枚とも購入。(財布が軽くなった・・・嬉+涙)

前置きはこの程度にして、本日は藤井 久仁江師演奏による「海女小舟」をアップさせて頂きます。
歌詞などの情報はありす様からご提供頂きました。本当にいつも有り難うございます。
唄・三絃 藤井 久仁江師
箏 阿部 桂子師
による演奏です。


21B02


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  Special thanks to ありす様  

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[歌詞]
雁は北、人は南に帰る海、おのが小舟に棹さして、
涙の雨に濡るる海人(あま)、
草の扉(とぼそ)の故郷(ふるさと)へ、
行く春惜しむ恋衣、
着つつ慣れにし夫重(つまがさ)ね、
幾夜仮り寝の旅枕、交(か)はせし事の数かずを。
関の空音(そらね)を鶏(とり)もがな、
また逢坂の折を待ち、
秋澄む月を二人眺めん。

[調弦]
三絃:本調子−二上り
箏 :半雲井調子−平調子

[作曲] 不詳
箏手付:笹尾竹之一

[作詞] 不詳

[他]
作曲者不詳。手事物。久留米の宮原検校(?〜1864)から伝承されてきたものに、
熊本の笹尾竹之一(1855〜1938)が箏の手をつけたものが行われており、
九州系の古曲である。手事物形式で作られているが、詞章は、長崎の
蘭医の娘が、気に染まぬ婿と結婚させられて、恋人を思って嘆き悲しむ情を
歌ったものといわれる。春になると、南の天草の故郷へ、小舟に乗って
帰ってしまう海人(あま)である恋人に対して、再び逢うことができて、
共に秋の月を眺めたいと願った詞章は、そこはかとないあわれさを
感ぜしむるものであり、「尾上の松」とは異なり、手事物とはいえ、
しんみりと聞かせる曲で、むろん歌にも比重がある。
手事部にはチラシがある。それほどの大曲ではないものの、
歌意の表現がむずかしい。



「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
個人的にリクエストさせていただいてアップしてもらった海人小舟ですが、本当にいい演奏ですね。九州系の古曲と解説にもありますが、尾上の松・水の玉など、数少ない九州系地歌演奏家から出た曲の一つで、録音も伺ったことがなかったため、リクエストいたしました。
何においても、藤井先生の歌と三絃が素晴らし過ぎます。及ぶはずはないですが、これを目指して稽古に励みたいと思います。
会員第一号
2010/08/05 12:52
地唄FAN管理人です。
コメント誠にありがとうございました。以前ご希望いただいた曲のことはきちんと把握しております。それならもっと早くアップすればよいのにと思われるでしょうが・・・ご容赦ご容赦。 時間はかかりますがきちんとアップしていきますので気長にお待ち下さいね。
色々とお忙しいとは存じますが、また時々は顔を出してやって下さい。宜しくお願いいたします。
会員第一号様 コメントありがとうございま...
2010/08/05 18:52
 実は、そんなにじっくり聴いたことがなかったのですが、良い曲ですね!
 割と短いせいか、それとも九州系だからなのか分からないのですが、京、大阪系とくらべてストレートに伝わってくるものがありますね。
喜音院
2010/08/05 23:24
地唄FAN管理人です。
お久しぶりです!! また来て頂いて有り難うございます。確かに「海女小舟」はあまり演奏される機会が無い曲だと思いますが、なかなか良い曲だと思います。しかし伝えておられる演奏家が少ないので、今後がちょっと心配ですが・・・
喜音院様 有り難うございます
2010/08/06 07:59
この曲は、学生時代の絃の先生が
非常に大切にされていた曲でした。
当時は今ひとつ面白さがわかりませんでしたが、
やっとしんみりとした良さがわかる
年齢に自分もなったのかな、と思いました。

この曲は九州系の作品での代表作のひとつ
なのですが、たとえば上方の「古道成寺」
あるいは「三津山」などのスケールの大きな
物語性ではなく、しんみりとした
叙情と、それに沿う流麗な旋律、
これは九州系の演奏面での特徴でもあり、
非常に面白いところだなと感じます。
ありす
2010/08/06 22:59
この曲のはじめの詞がいいですね。
なんだか聴いているとすごく寂しい感じがします。
なんだかじーんとしました。
曲自体も渋いですし、なんか素敵ですね。

この「海士小舟」と「尾上の松」って九州を代表する曲なんですよね。2曲とも作者不明ですが、どこかで生まれて伝承されてきたのか〜、と思いを馳せるとなんだか、すごいです。

昔に作られた、こうした曲を聴いていると、現代の曲にない品格を感じずに入られません。一つ一つの曲が長い時間をかけて、多くの人によって少しづつ推敲されてきた結果でしょうか。きっと現代の曲のように多くの曲が消えていったのでしょうね。なんだか歴史を感じます!
藤枝梅安
2010/08/07 23:58
地唄FAN管理人です。

ありす様、藤枝梅安様 コメント有難うございます。九州系に伝わる曲と言うことで皆様とても興味深くお聞きいただけた様で何よりです。

作曲者が確定している曲であれば「あの人の作曲ならば一定の人気がある」と言う事で残っていく様に思いますが、「作曲者不明」と言うと、本当にその曲そのものの持つ力だけで現代まで生き抜いて来たと言うことでしょうから、品格などの面で抜きん出たものがあるのでしょうね。

しかし 次第にこの様な曲が演奏される回数が少なくなり、消えてしまう可能性も大きいことを思うと、「聞き手がこの手の曲の演奏を要望し続けていく」と言うこともとても大事なことだなと思います。その意味ではこの地唄FANを聴いていただいている多くの方々に色々な場面でご協力を頂かなくてはならないですね。

なにとぞよろしくお願いいたします。

皆様 有難うございます
2010/08/08 21:39
藤井昭子さんの演奏会行かれたのですねぇ…。
羨ましい!やっぱりなんでも東京に集中してますよね、
いい演奏会は。クラシックも東京が断然いい!
この前もショパンの全曲演奏などもありましたしねぇ。
「八重衣」聴きたかったですぅ…。(「融」は清琴さんのしか聴かないことにしてますので。もちこのブログの演奏です。)

この曲は去年演奏会で聴いてから、好きになった曲です。地唄らしくて滋味に溢れた佳作ですよね。
またゆっくり聞かせてもらいます。
raimund
2010/08/09 10:42
藤井昭子さんの演奏会行かれたのですねぇ…。
>管理人
何とか時間のやりくりがついて良かったです。ありす様も残念がっておられましたが、皆様色々とお忙しいですからねぇ。確かに東京に居ると言うことのアドバンテージは大きいですね。でも実際にこのエリアに居てもその利点をきちんと生かすように心がけないと、何もせず時が過ぎていってしまうと言うことになりがちなので気をつけねばいけません。

「八重衣」聴きたかったですぅ…。(「融」は清琴さんのしか聴かないことにしてますので。もちこのブログの演奏です。)
>管理人
清琴師の演奏 確かに素晴らしいですからね。でも「・・しか聴かない」と言うのはちょっと残念ですので、いずれまた別演奏をお聴き頂かなくてはならないですね。まだ全然スケジュール化出来ては居ませんが・・・

この曲は去年演奏会で聴いてから、好きになった曲です。地唄らしくて滋味に溢れた佳作ですよね。
>管理人
海女小舟ですね。 コメント有り難うございます。是非練習してみて下さい。この曲も演奏者が増えることを喜んでくれるはずですから。

失礼致します。

「融」も別演奏が必要ですね
2010/08/09 11:17
初めて参加いたします。1か月ほど、前にこのサイトを見つけ大興奮して聞かせていただいています。なかなか演奏会など行けぬ身にとって大変有り難く拝聴&勉強させてもらっています。ありがとうございます!明後日この曲を演奏します!
私も悦 
2015/06/26 20:55

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