地唄FAN

アクセスカウンタ

zoom RSS 袖の露

<<   作成日時 : 2010/06/23 08:16   >>

ナイス ブログ気持玉 13 / トラックバック 0 / コメント 10

地唄FAN管理人です。

本日は阿部 桂子師による「袖の露」をアップいたします。



04AB03


∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

  Special thanks to ありす様  

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「袖の露」

白糸の、絶えし契りを人問はん。
つらさに秋の夜ぞ長き、あだに問ひくる、月は恨めし、月は恨めし。
明け方の枕に誘ふ松虫の、音も絶えだえにいとどなほ、
荻ふく風のおとづれも、きくやと待ちし侘しさの、
涙の露のおきて思ひ、伏してまろ寝の袖に乾わかん。

[調弦] 二上り

[作曲] 峰崎勾当

[作詞] (播州)市朝

[初出] 文化6(1809)年刊『大成よしの山』

[他]
「袖の露」と題する端歌には三種あるが、この「白糸の〜」で始まる
二上り端歌は、文化(1804〜18)以降に行われて、「新袖の露」とも言われた。
「白糸の〜」の詞章の初出は上記のとおりであるが、『歌曲時習考』の文化版や、
文政11(1828)年刊の『絃曲大榛抄』には、峰崎勾当調、油屋茂作・市朝作詞
(『大榛抄』油屋茂作外一人)とするのに、同じ『時習考』の文政元(1818)年版には
村住勾当作曲とのみ記されている。検討を要するが、峰崎の作品として扱ってよいだろう。
いずれにせよ、秋の夜長に、来ぬ人を待つ女心を歌ったもので、『大榛抄』には、
「句の心あきらかなり。いとよくととのひし曲也」とある。
ちなみに、天保4(1833)年刊の『千重之一重』巻之四に、作者知らずの箏の手と
歌の譜が収録される。


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 13
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
[調弦] 二上り

[作曲] 峰崎勾当

[作詞] (播州)市朝

[初出] 文化6(1809)年刊『大成よしの山』

[他]
「袖の露」と題する端歌には三種あるが、この「白糸の〜」で始まる
二上り端歌は、文化(1804〜18)以降に行われて、「新袖の露」とも言われた。
「白糸の〜」の詞章の初出は上記のとおりであるが、『歌曲時習考』の文化版や、
文政11(1828)年刊の『絃曲大榛抄』には、峰崎勾当調、油屋茂作・市朝作詞
(『大榛抄』油屋茂作外一人)とするのに、同じ『時習考』の文政元(1818)年版には
村住勾当作曲とのみ記されている。検討を要するが、峰崎の作品として扱ってよいだろう。
いずれにせよ、秋の夜長に、来ぬ人を待つ女心を歌ったもので、『大榛抄』には、
「句の心あきらかなり。いとよくととのひし曲也」とある。
ちなみに、天保4(1833)年刊の『千重之一重』巻之四に、作者知らずの箏の手と
歌の譜が収録される。
ありす
2010/06/23 09:25
阿部桂子先生の唄は本当に良いものですね。
しみじみ聴いてしまいました。

歌詞はわりと読みやすく、
現代人にも響いてくるものがあります。
これが端歌のよさの一つじゃないかな、
と、私は思います。

手事物の中には、和歌や古典の一部を抜き出して
原典を推測させるような手法や、
類語、縁語、掛詞などを駆使して
とても高踏的というか、難しい歌詞のものが
あったりしますから。

しかし、昔の唄本のコメントなどを見るのも、
当時の人がどう考えていたかわかって
おもしろいですね。
箏の手や唄の節が収録されていたり、
かなり流行していた、ということが
伺えますね。
ありす
2010/06/23 09:33
私の大好きな峰崎勾当さんの久しぶりの登場ですね。
前回は袖香炉でしたよね。
峰崎の端唄物というとどうしても名作「ゆき」が頭に浮かんでしまうんですけど、この袖の露も峰崎らしさがたっぷりの曲ですね。歌がやっぱりいいですねえ。
阿部桂子さんの歌も本当に味わい深くて、地歌のはんなりとした情緒がよく表現されていていいと思います。

峰崎勾当は端唄物も手事物も大成した作曲家だと思います。
気になるのは手事物ではあまり聴いたことのない「翁」や「月」などはどんな曲なんだろう?とすごく興味津々です。
もうほとんど廃曲状態なのでしょうか?聴いたことがありません。

峰崎勾当の端唄物は胡弓などともよく合いそうですね。
いろいろなバージョンも楽しめそうです。
それだけ曲の懐が深いということでしょうかね。
藤枝梅安
2010/06/23 18:39
安部桂子さん歌うますぎ!です。
思わず聴き入っちゃいましたよ〜。
井上道子さんの歌もすごく好きなのですが、
曲によってその人その人の違いがやっぱり出てくるのですね。人間ですからどんだけすごい人でも好き嫌いって出てくるじゃないですか。
安部桂子さんにとってこの曲は嫌いではなかったのでは?

先ほど都山流尺八の三曲合奏会で、絃方の先生方の歌声を聴いて、やっぱり生だと違いますよね。
安部桂子さんの歌声も生で聴いてみたかった!!
歌といえば歌い方にも正解はないわけですけど、
このブログを聴きこむうち、地唄の歌い方のパターンが少しずつ分かってきたように最近感じるようになりました。以前は長唄も清元も地唄もおんなじで区別がつかなかったのですけど、今聴くと大分違いますね。

でも真似ができるかどうかはまた別問題です!
やっぱり相当歌いこまないとナ〜、すぐには無理です。
raimund
2010/06/24 10:13
生演奏と言えば、
本日むしぼしの会(野田弥生 菊原光治 三好芫山)の生演奏を聴きましたヨ。
「尾上の松」「越後獅子」「新青柳」を
京都の由緒ある町家で演奏されたのですけど、
どれも息がぴったりで、音のバランスもよく、しかもチャリティーなのデス!!

お座敷で演奏されるので、演奏家との距離1〜2m!
三絃の弾き方など、じっくり観察させていただいちゃいました。尺八の趣味の人なんでしょうか、楽譜持ち込みの方もいらっしゃいました。
やっぱり演奏は「生」に限りますね(ビールといっしょ、何なんちゃって。)
こうくると、藤井昭子さんの演奏会も行きたい!
藤枝梅安
2010/06/24 20:55
生で聴くとやっぱり違いますよね。
皆さんの都合がつけば、藤井昭子さんの演奏会、
皆で行き、その足で、カラオケボックスで三曲合奏
とかどうでしょうね(学生のノリですなあ)。

まあ、それは冗談半分ですが、
若手の中では非常に意欲的なプログラムで
演奏会を連続して開いてらっしゃる
藤井昭子さんはやはり期待したい若手ですよね。
昔の名人の演奏がすばらしいのは当然ですが、
同時代の演奏家がどう成長していくか
見守ることができるのも、楽しみだと思うのです。
特に、阿部桂子先生、藤井久仁江先生と、
偉大なる祖母、母を持つだけに、
プレッシャーも大変なものだと思いますが、
がんばって欲しいですね。
ありす
2010/06/24 23:47
ありす様へ コメント有り難うございます。阿部桂子師の「袖の露」気に入って頂けて良かったです。確かに阿部師の歌は味わい深いですねぇ。

峰崎の端唄物というとどうしても名作「ゆき」が頭に浮かんでしまうんですけど、この袖の露も峰崎らしさがたっぷりの曲ですね。
>管理人
藤枝様 コメント有り難うございます。「ゆき」はまだこのブログには登場していませんが、いずれ必ずアップ致します。もう少々お時間をいただければと思います。

気になるのは手事物ではあまり聴いたことのない「翁」や「月」などはどんな曲なんだろう?とすごく興味津々です。
>管理人
「翁」は現在準備中ですが、前半の録音状態が悪く、再度オリジナルを確認してみる必要がありますので、こちらももう少しお時間を下さい。「月」は・・・保有していない可能性が高いです。スミマセン。


安部桂子さん歌うますぎ!です。思わず聴き入っちゃいましたよ〜。
>管理人
raimund様へ 確かに私も阿部師の歌は大好きです。私が同師の演奏に最初にはまったのは「八重衣」でしたが、この様な端歌物も素敵ですね。
(続く)
地唄FAN管理人
2010/06/25 08:17
本日むしぼしの会(野田弥生 菊原光治 三好芫山)の生演奏を聴きましたヨ。お座敷で演奏されるので、演奏家との距離1〜2m!三絃の弾き方など、じっくり観察させていただいちゃいました。
>管理人
藤枝様 それは素晴らしい体験ですね。なかなかその様に接近できるところで演奏を聴くことは最近出来なくなってしまいましたから。羨ましいです。

藤井昭子さんの演奏会も行きたい!
>管理人
京都から出て来られるのはなかなか大変でしょうが、機会があったら是非。ありす様もその様な事を仰ってますね。

若手の中では非常に意欲的なプログラムで演奏会を連続して開いてらっしゃる藤井昭子さんはやはり期待したい若手ですよね。
>管理人
ありす様の仰るとおりですね。地唄の今後の事を考えると、力量の有る若手の演奏家は是非とも応援したいです。

地唄FAN管理人
2010/06/25 08:18
初めまして。いつも楽しく拝聴しております。
昨年7月から地唄のお三絃を習い始めたのをきっかけに、色々と音源を探すうち偶然此方のサイト様に辿り着きました。
こちらでUPされている阿部桂子先生の演奏を聞いて色々と勉強させて頂きましたおかげで、本日お教室の発表会で『袖の露』の合奏に参加し、なんとか無事に舞台を終える事が出来ました。ありがとうございます。
たくさんの、しかも素晴らしい先生方の演奏がUPされている此方のサイト様が大好きです。これだけの音源を集められるのはさぞ大変でございましょうに、本当に毎回素晴らしい演奏のUPをありがとうございます。これからもどうぞ頑張ってください
壱師野
2012/06/03 22:29
壱師野様

初めまして。地唄FAN管理人です。

何時も聴いていただいているとのこと。誠に有難うございます。
良い演奏に接する機会や、音源そのものにもなかなか恵まれ無くなってきてしまった地唄と言うジャンルですが、私が死蔵しているものを皆さんに聞いていただくことで、お役に立てれば幸いです。

「袖の露」の演奏を無事に終えられたとのこと。おめでとう御座います。素晴らしいですね。

他の曲にも何か感想やご要望などが有りましたら気軽に書き込んでやって下さい。とても詳しい方もおられますので、若干の勇気が必要とは思いますが、皆様良い方たちばかりですので、是非お願い致します。

ブログ運営の参考にさせていただくと共に、とても励みになります。
何卒よろしくお願いいたします。

壱師野様 有難うとざいます。
2012/06/04 12:43

コメントする help

ニックネーム
本 文
袖の露 地唄FAN/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる