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<<   作成日時 : 2010/06/19 22:55   >>

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地唄FAN 管理人です。

皆様如何お過ごしでしょうか?
本日は「若菜」をアップいたします。
唄・三絃 富山 清琴師
箏 萩原 正吟師
による演奏です。


09B02

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  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

若菜(わかな)


  年はまだ、幾日(いくか)もたたぬささ竹に、
  今朝そよさらに春風を、われ知り顔に鶯の、
  もも喜びの音を立てて、
  うたひ連れ立ち乙女子が、摘むや千歳の初若菜。
  若菜摘む手のやさしさに、
  梅が枝に囀づる百千鳥(ももちどり)の声添へば、
  色さえ、音さえめでたき。


年が明けて、生えてまだ幾日も経たない若い小竹に、今朝はそよそよと春風が吹いている。春が来たのを自分が一番早く知っているというような顔をして、枝から枝に飛び移る鶯の喜びに溢れた声が聞こえる。ああ、春の歌を歌いながら少女たちが楽しそうに連れ立って、おめでたい初若菜を摘んでいる。少女たちの若菜摘む手の優しさに、梅の枝に止まっている鶯が声援してくれる。その長閑な風景は若菜の色も鶯の声も、みんな初春のめでたさをたたえているようである。

解説
[調弦]
三絃:二上り
箏:平調子

[作曲]
松浦検校
箏手付け:八重崎検校

[作詞]
大阪の前田某

[他]
京風手事物。
正月の若菜摘みの情景を詠ったもの。
歌の節使いに特徴があり、声明の節使いを取り入れたとも言われる。前歌の最後と後歌最後の旋律とが共通する。
手事には中チラシとチラシとが付き、一部『八重衣』の手事に類似する。チラシは『新浮舟』のチラシと合う。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/wakana.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表


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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
松浦検校作品は久しぶりですね。
以前聴いた「四季の眺め」はとてもよかったのを今でも覚えていますが、今回の演奏も同様にすてきですねえ。

「若菜」という曲はあまり聴く機会ありませんよね。
あまりいい曲じゃないな、と思ってたのが正直なところですが、名人が演奏するとどんな曲でも生きてきますナ。
以前聴いた
菊原初子版「鶴の声」もそうでしたが、普段時分が気軽に弾いている「鶴の声」もなんだか大曲のように聞こえますよ!やはり三絃は微細な表現がものを言うんですね。例えば音の繫ぎ方とか、指使いでも音楽が大分変わってきますよね。

松浦検校の曲はさっぱりすっきりとした雰囲気の曲が多いですね。菊岡検校作品を弾くみたいに弾いたら曲の雰囲気壊しちゃうんではないでしょうか。

清琴さんの録音ってこんなにたくさん残ってるんですね。
あるとこにはあるんですなー。
ああ僕も清琴さんのように歌えるようになりたいです。
raimund
2010/06/20 21:49
管理人さんも富山清琴が好きなんですね!
嫌いだったらこれほど多くの録音を保持してないはずですから。私は清琴さんの声だったら「末の契」とか「宇治巡り」などがよく合うんじゃないかと思いますがいかがでしょう。
(若菜のような曲は藤井久仁江さんなど合いそうだなあと想像してしましいます。)

このブログでこれまで出てきた曲では清琴さんのは「石橋」と「残月」がピカイチに良かったです。もう何度聴いても最高です。毎週一回は聴いてますから。

まあ聴けば聞くほど自分も頑張らなきゃいけないなと感じさせられますけど。
清琴さんのいい所は、歌詞がはっきり伝わってくるところでしょうね。自分も心がけてはいるのですけど、手が込んできたり、自信がなかったりすると、声が小さくなってしまいます。(泣)
これからも色々聴いて勉強したいと思います。
藤枝梅安
2010/06/20 22:12
話は変わりますが、
京都の西本願寺の裏に島原という所がありまして、昔は花街だったのですが、今は廃れて島原大門という門と、いくつかの町家さんが残っているだけなのですが、その門の傍らに大きな柳が立っています。いわゆる地歌「出口の柳」の題名でもある柳ってなわけです。今もあるんです。

最近リクエストしてませんでしたので、この機会に「出口の柳」をリクエストしたいと思います。昔菊原初子さんの演奏を聴いたきりだったので、できれば違う人の演奏を希望したいのですけれど。もしお持ちでしたら。
藤枝梅安
2010/06/20 22:27
確かに「若菜」は九州系のほうが
様式的に似合う曲かもしれませんね。
尺八的に言いますと、これほど
吹いていて気持ち良い曲は稀です。
暗譜で演奏会に出したことがありますが、
自己陶酔の極地でした。
絃方が迷惑しなければよかったのですが…。

清琴さんの「宇治巡り」、あるのならば
聴いてみたいですね。
こういう松浦の構造美の極致のような作品を
清琴さんがどうお唄いになるのか、気になります。
九州系は松浦作品は相性良いと思いますが、
大阪系の演奏、というのも聴いてみたいですね。
ありす
2010/06/20 23:47
「四季の眺め」はとてもよかったのを今でも覚えていますが、今回の演奏も同様にすてきですねえ。
>管理人
raimund様 コメント有り難うございます。「若菜」も気に入って頂けて良かったです。五十音順一覧表でずっと「わ」のところが空欄だったのが気になっていましたので今回「若菜」を入れることが出来て良かったです。

「若菜」という曲はあまり聴く機会ありませんよね。
>管理人
確かに最近はあまり聴く機会の少ない曲の部類に入ってしまっているかも知れませんね。演奏するのが難しい割には、大曲という扱いをされない可能性も有るので、「労多くして・・・」って感じで演奏家が敬遠してしまうのかも知れませんね。

清琴さんの録音ってこんなにたくさん残ってるんですね。
>管理人
そうですねぇ。私の保有する音源の中でもかなりの比重を占めるのが富山師の演奏です。富山師しか保有していない曲も多い様で師の演奏を通じてその様な曲に接することが出来るのは本当に幸運な事と言えますね。
これからも続々と出てきますので、お楽しみに。


地唄FAN管理人
2010/06/21 08:00
藤枝梅安様
コメント有り難うございます。

管理人さんも富山清琴が好きなんですね!
私は清琴さんの声だったら「末の契」とか「宇治巡り」などがよく合うんじゃないかと思いますがいかがでしょう。
>管理人
はい! 私も富山師の演奏は大好きです。師の「末の契」 「宇治巡り」ですか・・・こちらもちょっと調べないといけませんね。


若菜のような曲は藤井久仁江さんなど合いそうだなあと想像してしましいます。
>管理人
実は私が「若菜」を最初に聴いたのは九州系での演奏でした。その演奏もとても魅力的ですが、今回は富山師の演奏を先にアップすることに致しました。九州系による演奏にも魅力的な物がありますので、こちらもご期待下さい。確か演奏は太田里子師によるものだったと思います。


「石橋」と「残月」がピカイチに良かったです。もう何度聴いても最高です。毎週一回は聴いてますから。
>管理人
大変有り難うございます。その様に言って頂けると大変嬉しいです。大昔のことになりますが、私も毎日「石橋」を聴いていた覚えがありますのでお気持ちは何となく分かるような気がします。。
地唄FAN管理人
2010/06/21 08:17
(続きです)

京都の西本願寺の裏に島原という所がありまして、島原大門という門とその門の傍らに大きな柳が立っています。いわゆる地歌「出口の柳」の題名でもある柳ってなわけです。今もあるんです。
>管理人
なるほどぉ!! やはり京都ですねぇ!! その様な所があるのですね。興味深いなぁ。以前 「検校のお墓」も有るというようなお話を伺いました。何時か時間がある時にこの「出口の柳」と合わせて写真などをいただけると有り難いですねぇ。ファイル交換の手段を使って送って頂きこのブログに写真を掲載することが出来れば、さらに充実していけるのではと思います。

この機会に「出口の柳」をリクエストしたいと思います。
>管理人
リクエスト有り難うございます。とても嬉しいです。ちょっとお時間を頂戴することにはなると思いますが、なるべく早めに実現できるように頑張ります。確か菊原師の演奏ではなかったように記憶していますが・・・今はちょっと覚えてません。スミマセン。

地唄FAN管理人
2010/06/21 08:17
ありす様 コメント有り難うございます。

尺八的に言いますと、これほど吹いていて気持ち良い曲は稀です。
>管理人
そうですかぁ!! 私は尺八は全くの門外漢なのでそのイメージは正確にはつかめませんが、でも面白いお話有り難うございます。


清琴さんの「宇治巡り」聴いてみたいですね。
>管理人
なるべく早く調べてみないといけないですね。頑張ります。

よろしくお願いします。
地唄FAN管理人
2010/06/21 08:21
ありすさんのように尺八をやってらっしゃると、
また違った角度から曲を鑑賞できてうらやましいです。

最近は知り合いのおかげで、明暗真法流の尺八などを聞く機会もあり、その奥深さに感動しています!
尺八って種類があるんですね!しかも色々、ぜんぜん知りませんでした。
僕が聴いたのは2尺3寸管の尺八だったので通常の物とは違うのでしょうけど、尺八独奏曲というのはなんともいいですねえ〜。

昔の虚無僧の方などは、尺八を吹くことが修行の一つということで、三絃のような庶民楽器とはまた流れが違いますし、
箏のようにもとは宮廷楽器のような物もみんな合わせて合奏しちゃえ!という発想はすごいと思いました。

なんか虚無僧の尺八をちょっとやりたくなりました。
(箏、三絃だけでも大変だというのに。我慢、我慢。)
raimund
2010/06/21 14:06
>raimundさん
ああそうか!京都ということは
明暗真法流の本拠でもありますね!
なかなかよそでは聴けないですよ。
検校さんのお墓や出口の柳にしろ、
やはり京都って本当に凄いところですね。

実は私の社中も独奏曲(本曲と言います)
を中心にやっていて、
しかも普段本曲を吹くときは
標準的には2尺3寸管を使っています。
深く考えたことは無かったけれど、
この長さに何か意味があるのかもしれません。
こんど師匠に聞いてみようと思います。

ご指摘されて気が付きましたけれど、
源流をたどると、それぞれ貴族、町民、
僧侶なんですね、確かに面白いです。
合奏してしまえ、という発想、
とても面白いですね。

本当、それぞれ楽器は魅力的ですよね、
三絃は地歌の弾き唄いができますし、
箏にはなんといっても組歌がありますし。
尺八含めて全部やってらっしゃる方って
いらっしゃるのでしょうか?
私みたいに現状でいっぱいいっぱいの
人間には想像もできません。
ありす
2010/06/21 16:00

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