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<<   作成日時 : 2010/04/29 06:17   >>

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地唄FAN管理人です。

皆様沢山コメントしていただいて、本当に有難うございます。本日は藤井 久仁江師による「筆のあと」をアップ致します。色々とインターネット上を探し回ったのですが、この曲に関しては歌詞も作曲者も見つけることが出来ませんでした。今回は早めにアップして、皆様のご協力を得たほうが良いなと考えた次第です。各種情報が分かりましたら、なにとぞお知らせください。よろしくお願いいたします。
まずは一旦付帯情報なしでアップさせていただきます。




上記のような形でアップさせていただきましたが、早速ありす様から歌詞・解説を頂戴いたしました。やはり私がうろうろと探しているよりはよほど皆様にご協力をお願いしたほうが、早かったです。

ありす様 本当に有難うございました。
なおご注意いただいた点に気をつけて、掲載いたしましたがこれで大丈夫でしょうか?ご確認いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。


(2011/3/06)
地唄FAN管理人です。皆様如何お過ごしでしょうか? 本日は阿部 桂子師演奏による「筆のあと」の別演奏をアップ致します。
唄・三絃 阿部 桂子師
箏 藤井 久仁江師
による演奏です。


21B03


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  Special thanks to ありす様  

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[歌詞]
千代までと、祈る誓ひもとにかくに、味気(あじき)なき世の我が涙、
汲むも汲まぬも知る人ぞ、知るか知らぬか夢の世の、
憂き嬉しさをふり捨てて、清く返るや春過ぎて、
散り行く花と知る身にも、その垂乳根(たらちね)ともろともに、
繰り返し見る筆の跡。


[調弦] 本調子

[作曲] 不詳

[作詞] 不詳

[解説]
亡き夫の遺した筆の跡をみて偲び嘆かずにはいられないという妻の心情を歌ったもの。 「筆の跡」と題する端歌には3種ある。最も古いのは三下りで「咲く花の〜」という唄いだしの物で、寛延(1748〜51)以前の成立。天明(1781〜89)頃まで大阪のみに行われた。天明以後に行われた形跡はない。天明2(1782)年刊の『歌系図』によれば、前藤谷勾当作曲で、『綾衣』の作曲者の藤谷勾当とは別人と思われる。 もう一つは文化・文政(1804〜30)頃に行われたもので、「新筆のあと」とも題し、今藤永検校作曲とされるが、 1794年登官の城富か、あるいは1809年登官の高重一(のちに城富と改名)どちらかは不明。これは二上りで「水茎の〜」という歌いだし。この藤永は、「八千代獅子」の藤永検校城和(1757年登官)とは当然異なる。 現在行われている物はこの「千代までと〜」という歌いだしの本調子端歌であるが、寛政(1789〜1801)以降の京都系の歌本 (『大成糸の節』の類)にのみ収録されており、あるいは「京端歌」かとも思われる。もっとも京都でも伝承が途絶え、名古屋に移されたものらしく、名古屋系の嘉永6(1853)年の歌本『浜の真砂』に収録されている。歌詞内容からすると、あるいは追善曲か?



「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表







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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
というわけで、またまた希少曲のごろごろある
名古屋がキーワードのようです。
以前管理人さんから、阿部桂子先生は
九州系に属する前は名古屋で修行された、
と教えていただきましたが、
おそらく名古屋時代に習得され、
藤井久仁江先生に受け継がれた曲なのでしょうね。

しかしながら、これは中々に味わい深い曲で、
もっと広く演奏されて良い名曲だと思いました。
端歌といっても、本当にメリハリのある
曲調ですし、歌詞内容からもしんみりした
情緒があふれています。
勿論、藤井久仁江先生だからこそ、
ここまで演奏できるのだという前提は
あったとしても、それでも
一般にもっと演奏されて欲しいですね。
ありす
2010/04/29 11:49
いい曲ですね、でも名前すら存じませんでした。
ネットで検索しても出てきませんね。
誰の作品なのでしょう?

藤井昭子さんが地唄ライブで久仁江さんと最後に合奏した曲だと書いてありましたから、昭子さんにとっては思い入れのある曲かもしれませんね。

最近図書館で北野峰琴さんのCD「地唄の世界」というシリーズを借りてきてコピーしたのですが、京都当道会所属ということなので「おー、京都の演奏家のCDやわ」と思って聞いたら、地唄舞の地方専門のようで、演奏方法が私の習った物とずいぶん違ってがっくりしました。
演奏はなかなかなのですが、舞を意識されているのか、とてもとてもゆっくりなので純粋に音楽を楽しむという面ではあまり適さないかもしれません。
藤枝梅安
2010/04/29 16:57
今週の芸能花舞台も録画がきちんと出来ました。藤井 昭子師の「七小町」は残念ながら若干抜粋でしたが、良い画質・音質で録画出来て良かったです。
地唄FAN管理人
2010/04/29 17:55
今日の筆の跡は夕顔のような構成と雰囲気で同じぐらい有名になってもいいのに、こんなにも評価が分かれるのはどうしてなんでしょう、と思ってしまいます。
凄くいい曲じゃないですか、でも初めて聞きました。

藤井昭子さんの演奏よかったですね。
なんだか知っている人が映像として出てくると不思議な親近感を覚えます。
このブログでも芸能花舞台の一部分などをアップできたら素敵じゃないですか? (この前の井上道子さん&春昇さんの演奏とか。)聞くだけじゃなく見ることもできる地歌サイトなんて、贅沢すぎますかね? 

東京の歌舞伎座も千秋楽ですね、悲しいですね。
今度はビルになっちゃうなんて!
あとに残るは京都四條の南座だけになっちゃいました。
今度6月から南座では坂東玉三郎さん&清琴社中の地唄舞「由縁の月」が公演されますよ。
raimund
2010/04/29 21:07
本当に良い曲ですよね。
今日何度聴いたかわからないほど
何度も聴きなおしました。
作曲者不詳というのが残念です。

「京端歌」の可能性が高い、
ということで、合の手がこのように
結構長く複雑なのが特徴なのでしょうか?
京都のお二方は京端歌もいくつか
お習いになっておられるのではないかと
思いますが、どうなのでしょう?
教えていただけると幸いです。

一般に知られていない理由は、
やはり京都で絶え、名古屋のみで
伝えられたことに尽きるかと。
阿部桂子先生が名古屋時代に
習得されていなかったら、
耳にすることすらなかったかもしれません。

動画の案、面白いと思います。
youtubeにアップして、リンクを貼る、
というのは素人考えでしょうか?
ありす
2010/04/30 00:53
youtubeの件 面白いですねぇ。折角だからやりたいのですが、私にはアップする手段が無いのでどなたかアップしてくださる方がいらっしゃると有り難いのですが・・・ リンクはすぐにでも貼る様に致します。

地唄FAN管理人
2010/04/30 05:33
筆の跡も2種類アップされていたのですか!?
僕はこの曲とても好きです。
京都の端歌か思いますが、京端歌は実際のところ数知れず多くの曲があるようなので、私もどんどん習いたいのはやまやまですが、そんなにすんなりとはいきませんね。

箏の演奏が絶品ですね。
こんな風に弾けたらなあ。(´∀`)
端歌は曲によって箏の弾き方も全然演奏法が違うじゃないですか?
ある意味一番難物ですよね。
「由縁の月」などような曲もあれば「狐会」や「京松風」など端歌は端歌でも意趣が違いますし。またなぜか箏のパートがかなり難しいのですよね。プロの方はサクサク弾いてらっしゃいますけど。
うーん、精進します。

P.S.以前話していた検校さんのお墓の話ですけど、すでにホームページを作ってらっしゃる方がいらっしゃいました。
参考までに。
http://www16.ocn.ne.jp/~ritsu/kyounojiinn.html





raimund
2011/07/18 18:42

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