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zoom RSS 千鳥の曲

<<   作成日時 : 2010/04/18 09:00   >>

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地唄FAN管理人です。

初心の方が必ず習われる曲と言えば「千鳥の曲」も忘れてはならない曲と思います。これまでは三絃を中心とした曲でしたが、筝曲として一般に演奏されるこの曲を今回は胡弓本曲(胡弓と箏の合奏)の形でアップ致します。
唄・筝 阿部 桂子師/藤井 久仁江師
胡弓 横井 みつゑ師
による演奏です。阿部 桂子師は九州系に属する前は名古屋で修行されたと伺っています。よろしくお願いいたします。




本日は名古屋の三品検校による「千鳥の曲」の演奏を追加致します。(2011/10/29)
演奏は 胡弓 三品 正保師、箏本手 三品 千代子師、浅沼 栄子師、 箏替手 今井 勉師による演奏です。





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  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
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千鳥の曲(ちどりのきょく)


  しほの山 さしでの磯に すむ千鳥
  君が御代をば 八千代とぞ啼く

  淡路島 かよふ千鳥の なく声に
  いく夜寝ざめぬ 須磨の関守


『古今和歌集 七 詠人しらず』
塩山の、さしでの磯あたりにすんでいる千鳥は、君の齢が永く続くように、寿ぎ祈って啼いている。

『金葉和歌集 四 源兼昌』
明石海峡を渡って、淡路島に飛んで行った来たりする、あの千鳥のもの悲しい鳴き声で、この須磨の関守はいく晩目を覚まして、淋しい思いをしたことであろう。

解説
[調弦]
箏:古今調子

[作曲]
吉沢検校(替手も)


[他]
新組歌。「古今組」の一つ。
手事物形式により、替手の手付けも吉沢検校。
楽の手と称する前弾が付く。手事は、マクラ(序)・本手事からなる。
波や千鳥の鳴き声を象徴的に描写する手が用いられることから、マクラを波の部、本手事を千鳥の部ということもある。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/chidori.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表



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コメント(17件)

内 容 ニックネーム/日時
ついに誰もが知っている地唄の代表曲の登場ですね。
一般の人でも聞いたことはあるのではないでしょうか。
「春の海」「六段」「千鳥の曲」全部最初の部分だけですけど。(泣)お正月の定番?

本当は最初だけでなく途中からいいとこ満載なのに。

替手が入った時びっくりしました。
まるで一人で弾いているかと思えるぐらいぴったり合ってますね。
それに胡弓は初めて聞きましたが、いやーいいですね。
本当に。
かっこいいです。久しぶりの箏曲でとても新鮮で頭がすっきりしました。ありがとうございます!

P.S.お正月以外にも流せばいいのに。
もったいない。
raimund
2010/04/18 09:38
raimund様 おはようございます。

早速のコメント有難うございます。イヤホンで詳細に聴いてみると唄・筝本手は阿部 桂子師がご自身が一人で演奏されているようです。前唄部分が終わるまでは藤井師は静かに待っていてそこから替手を弾き始め、さらに後唄が始まると再度阿部師一人での演奏に戻ると言う形の様です。同格レベルの演奏者の場合、この様な形は相手に失礼なので出来ないのですが、そこは母娘の間柄 「待っていなさい」と言われて自然にそうされたのでしょう。
この様な形は富山清琴師ご夫妻の演奏でも時々ありますね。(時々筝が休む様な演奏に皆様お気づきだと思います)

阿部師は元々名古屋出身の方なので、千鳥などの曲は思い入れが有り、完全に自分のペースで演奏する為に、お一人で胡弓と合わされたのではないかなと推察します。でも我々にはかえって有り難いかも知れませんね。

地歌FAN管理人
2010/04/18 10:42
阿部桂子先生が名古屋でも修行なさっていたとは
存じませんでした。なるほど、だからオリジナルで
千鳥の曲を演奏しているんでしょうね。

ちょっとややこしいのですが、
一般に誤解されていること。
箏のみで演奏すれば「筝曲」なのですが、
胡弓入りで演奏された場合、
「胡弓本曲」というジャンルになります。
これは「蝉の曲」でも同様です。

もともと千鳥の曲は胡弓のための曲で、
後から箏の手付けがなされたことは
広く知られているのですが、
上記のことはほとんどの方が誤解なさっています。
胡弓はほとんど聴く機会無いですから、
「筝曲」としての千鳥の曲の演奏がほとんどなので、
おそらくこうした誤解があるのだと思いますが、
地歌の百科事典を目指すサイトですので、
この誤解はぜひといておきたいと思います。
ありす
2010/04/18 12:41
さすがにどんな曲でも凄い演奏ばかりです。
三絃と琴は定番という感じがしますが、胡弓と琴だとこんな感じになるのですね。

でも聞くならどちらかがいいですね。
三絃、琴、胡弓だとう名人は違うのでしょうけど、下手だと胡弓が三絃をじゃましそうで。コワい
でも昔は尺八ではなくこの3つで三曲合奏していたんですよね?
なんだか音のバランスが難しそう。
どれか一つが主張しても嫌みだし、相当の技量が必要ですね。

それにしても毎日曲が更新されてすごいですね。
毎日次はどんな曲なのだろうと楽しみにしています。
千鳥の曲も胡弓入りなんてのが来るとは思わなかったので、驚かされました。
特殊な録音をお持ちなのですねえ。千鳥の胡弓パートは初めてききました。すごく琴に絡んで面白いと思います。
千鳥の三味線パートも有ったら弾けるのにー。残念
藤枝梅安
2010/04/18 13:50
ありす様 ご指摘有難うございます。

箏のみで演奏すれば「筝曲」なのですが、胡弓入りで演奏された場合、「胡弓本曲」というジャンルになります。
>管理人
曲の紹介文は現在「今回は筝曲をアップ致します」と記載してありますが、ここを「筝曲 → 胡弓本曲」と修正すれば良いでしょうか?
よろしくお願いします。
地唄FAN管理人
2010/04/18 16:02
>管理人さん

いきなり「胡弓本曲」と書いても混乱するでしょうから、
「筝曲として一般に演奏されるこの曲を今回は
胡弓本曲(胡弓と箏の合奏)の形で」
と書いたらいかがでしょうか?
ありす
2010/04/18 16:13
ありす様 
大変有難うございました。早速本文を修正することに致します。
地唄FAN管理人
2010/04/18 17:12
 ああ、いいですね。このくらい運びがはやい方が曲想にかなっていると思うのですよ。
 かなり遅めにやる方がいらっしゃいますが、この曲に限っては、遅いと曲を殺してしまうのではないかと思います。しかし良いですねぇ。技術はともかく、今井慶松さんより良いかも。
 そういえば大日本家庭音楽会出版で三弦譜の「千鳥」があるのですよ。九州系のどなたかが三弦に編曲したのかな?どなたかご存知の方いらっしゃいませんか?やっぱり筑紫歌都子さんですかね?
 おかげでまぁ、勘所の表記が同じなので胡弓の練習になるのですが…。
 自分でやってみて思ったのですが、菊岡もそうですけど、やはりこういう節を歌につけるのは相当自信があったんじゃないかな、と思います。「千鳥の曲」は、調子が高くないと栄えないし、しんどいですね。ピタッと極まると素晴らしいのですが。
喜音院
2010/04/18 23:43
 『地歌と筝曲(東洋音楽叢書3)』「二世吉沢検校審一と古今組」の項に、吉沢、72歳死去説をとるなら55歳頃、65歳死去説なら、48歳の頃の作品とのことで、いずれにせよ、円熟期の吉沢の、作曲術の集大成的な作品であることは間違いなさそうです。
 「秋風の曲」が段物と組歌の融合とすると、「千鳥の曲」は手事物と組歌(古今組)の融合でしょうね。松阪が古今組に手事を挿入したのも、「千鳥の曲」から逆算したからかも知れませんね。
喜音院
2010/04/19 14:53
>喜音院さん
千鳥の曲はある程度スピードが必要だというのは
すごく同意します。
ただ、とくに胡弓入りの場合、
胡弓の曲として、難しい部類の曲なので、
速度を保って演奏するのが難しいのではないか、
と想像しています。

>手事物と組歌(古今組)の融合
なるほど…古今組での成果を踏まえて、
実験的にやってみた、というところでしょうか。
そうすると、古今新組の「山桜」なども、
雅楽との打合せという点を除いても、
跋で終わる、という新しい形式の探求と
言う点で、やはり吉沢が復古主義というのは
かなりの間違いだということを確信します。

あと面白い話を聞いたことがあります。
名古屋を本拠とする尺八の西園流では、
千鳥の曲や蝉の曲を、尺八本曲として
吹くことがあるそうです。
ですから、三絃に移植したとしても、
尺八よりは不思議はありませんね。
ありす
2010/04/19 15:08
>ありすさん

ヴァイオリンみたいにはいかないようですね。絹糸はともかく弾力があります。考えてみれば今、二胡はスチールなので、ああやって速く弾けるのだと思います。絹糸だと、重音がえらく難しいです。

>千鳥の曲や蝉の曲を、尺八本曲として
吹くことがあるそうです。

なるほど…著作権なんてないですからねぇ。作曲者ご本人とは別でそんなことしても平気なのですね。むしろ、真似させてやったということで名誉なのかも知れませんね。確かルネサンス絵画でも、剽窃される方は認められているのだからむしろ名誉である、という風潮があったような気がします。そういえば宗達の「風神・雷神屏風」もそうですね。

 復古というと、メンデルズゾーンが「マタイ受難曲」を復活上演したみたいに、絶えていたのを復元するというニュアンスだと思うのです。

 ブラームスやブルックナーが対位法を研究したように、新しい表現の模索ということなのではないでしょうかねぇ。でも「山桜」は驚きましたね。ああいう試みはもっとやった方がいいでしょうね。
喜音院
2010/04/19 16:25
>喜音院さん
そうですね…絶えていた組歌を復権するという意味での
復古というのはあるかもしれません。
しかし、私はいま八橋検校の「扇の曲」を
勉強しているのですが、
やはり単純な復古ではないんですよね。
詳細な点まで比べてみると。

ブラームスやブルックナーだけでなく、
ワーグナーなどでも、例えば
「マイスタージンガー」前奏曲などは
恐ろしく込み入った対位法ですが、
バッハなどの模倣対位法とは違うわけで、
そういった意味で、吉沢の組歌復権というのは
確かに新しい表現の模索、という意味合いのほうが
強いと思います。
ありす
2010/04/19 22:21
胡弓の音が聞けて感動してます
7分ごろからの旋律を胡弓で聴いたのは初めてですが、とても美しいです
邦楽、尺八もいいけど、もっと胡弓を使ってくれたらいいのになあと思う次第です
K.J,
2011/06/21 23:18
KJ様 地唄FAN管理人です。
コメントしていただき有り難うございます。
胡弓がお好きのようですが、なかなか録音例が少ないので申し訳ないです。もう少し充実させねばいけませんね。
KJ様 コメント有り難うございました。
2011/06/22 13:58
胡弓も音の善し悪しがあるものなのでしょうか?
あまり詳しくないので、どういう演奏が胡弓はいいのでしょうか?よくわかりませんが、
何となく思うのはあまり箏や三絃を邪魔する事なく、間を縫ってゆらゆらといった感じが僕は好きです。尺八もですがあまりに前面に出てこられると、「独奏でどうぞ」といいたくなりませんか?

千鳥の曲はもともと胡弓の本曲なのですよね?やっぱり胡弓の独奏なんて演奏もするのでしょうか?

箏でいえば最近この曲全然弾いてません!
一番最初習った時以来です。今弾いたらどうなる事やら!
録音はすばらしいです!もちろん。
raimund
2011/11/01 17:48
raimund様

地唄FAN管理人です。コメント有難うございました。
千鳥の曲はたまたま胡弓入りの演奏が続いてしまいましたが、なかなか同一曲の胡弓の聴き比べなどは出来ないのでこれはこれで良かったかなと思っています。

是非ともまた一度お弾きになってみてください。

今後ともよろしくお願いいたします。
raimund様 有難うございました。
2011/11/01 22:26
胡弓との合奏の“千鳥の曲”前に藤井昭子さんの地歌ライブで聴いたことがありました。
あまり広くない会場の、音の響きや雰囲気がぴったりで、とても素敵でした。。。
箏の合奏に比べてとてもゆったりとしていますね。目に浮かぶ海が違う。。。

三品さんの演奏はまた雰囲気が違って、独特。。。。
歌は、歌い分けされているんですね。。。。
happydance
2011/11/09 19:47

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