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zoom RSS 黒髪

<<   作成日時 : 2010/04/16 12:33   >>

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地唄FAN管理人です。

本日は「黒髪」をアップします。喜音院様のブログでも胡弓で演奏されてましたので、この選曲に致しました。
本当に「誰でも一度はやる」超ポピュラーな曲なので、皆様も親しみを持って聴いていただけるのではと思います。まず本日は菊原 初子師による演奏をアップ致します。


・菊原 初子師による演奏




本日は藤井 久仁江師による演奏を付け加えました。(2010/4/25)




本日は富山 清琴師による演奏を付け加えました。(箏との合奏 モノラル) (2010/4/26)




本日は井上 道子師、藤井 久仁江師による演奏を付け加えました。(2010/5/16)




本日は富山 清琴師による演奏を付け加えました。(箏との合奏 ステレオ) (2016/6/28)



24AB03

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  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
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黒髪(くろかみ)


  黒髪のむすぼれたる思ひをば、とけて寝た夜の枕こそ、
  ひとり寝る夜は仇枕。袖はかたしく、つまぢやといふて、
  愚痴なをなごの心は知らず、しんと更けたる鐘の声。
  昨夜(ゆうべ)の夢の今朝さめて、ゆかしなつかしやるせなや。
  積ると知らで、積る白雪。


黒髪のように結ばれた思いは耐え難いもの、君とともに寝た夜は日頃の思いも淡雪の解けてゆくように楽しい。それだけに、独り寝る夜は本当の辛い。片敷く袖を、夫だと私と私の心に聞かせる、おろかな女の心も知らず、しんと更けた夜半に遠寺の鐘が聞こえて来る。やがて楽しい夢路に入ったと思うと、早空は明け渡ってきている。夕べの夢は今は覚めたけれども、思い出すだに懐かしく、やるせない。外には知らぬ間に雪が降り積もっている。それは、私の憂き思いの積るに似ている。

解説
[調弦]
三絃:三下り

[作曲]
湖出市十郎

[作詞]
不詳

[他]
三下り端唄。
「新増大成糸のしらべ」に詞章初出。長唄のメリヤス物として現行される同曲名とは多少の異同がある。初世津山検校が得意として、その歌い方を「津山ぶし」と言ったとも伝えられる。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/kurokami.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表




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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
私も喜音院さんの胡弓聞きました。次は「鶴の聲」もお願いします、と書き込んでしまいました。

今日は雨の中「第138回 都をどり」に行ってきました。
華やかで一気に春が来たかのようでした、
しかし芸子さんの踊りより、地方(じかた)の三味線の方が気になってそっちの方ばかり見ていました。
三味線やってる方にはこの気持ちお分かりになるのではないでしょうか??

来月は「鴨川をどり」があるのでそちらにも足を伸ばしたいと思います。

菊原さんの三絃やっぱいいですねえ。
長唄の三味線も華やかでいいですが、帰ってきて地唄三味線の音色を聞くとやっぱこっちだなあと思います。
「黒髪」も凄く品のある曲に仕上がっていて、感心するしかありませんでした。
藤枝梅安
2010/04/16 22:49
寒いです。4度だそうです。しかも雨です。

菊原先生の三絃、とてもニュアンス豊かです。
合の手の〆の「テテーンシャーン」なんて
凄く胸を締め付けられました。
派手ではないけれど、やはりこういう
演奏はいいですね。地歌らしい美しさです。

富筋、九州系、ときて、菊筋を聴くと、
なるほど、こういう芸風なんだな、と
やっと少しわかったような気がします。
実際に聴き比べできるこのサイトのおかげです。
管理人さんには感謝です。
ありす
2010/04/16 23:34
藤枝梅安様、ありす様 
本当に寒いですねぇ。昨日はどうしても外出しなくてはならず、コートも既にしまい込んだ後なので、困ってしまいました。今朝もまだ冷たい雨が降り続いています。

コメントいただき有難うございます。今まではあまりアップしていなかった菊筋もこれからは充実させていければと思っています。「黒髪」はどなたでもおやりになる曲だと思いますので、ご参考になれば幸いです。

「黒髪」に関しては他の曲を挟みながら、今後も何種類かアップして参りますので、皆様また当ブログにおいでいただければ有り難いです。よろしくお願いいたします。
地唄FAN管理人
2010/04/17 06:38
>藤枝梅安さん

コメントありがとうございます。

 どうもあんまり上手くはなく、まぁこれも経験だなと思い自分のアップしてみました。あはは。

 で、やっぱり自分の下手さをあらためて知るのがいやだったので、「黒髪」を聴くのは避けてました…。

 実はピアノもシャレで弾いているのですが、「キラキラ星変奏曲」、ギーゼキングのCD聴いた日にゃ最後でしたね。弾けますかいな…あれ聴いた後で。

 江戸長唄演奏家の地歌改調ということで、やっぱり長唄らしい所がありますね。

 歌を長く引っ張って、三弦もチン、チンという風に簡単にアシラう手などがそうだと思うのですが、そういう所は歌の旨味を聴かせる所で、やっぱりお声の悪い人にはお気の毒な曲ですね。春昇さん位うまければ別ですが…。

 三弦が大阪系らしい太い音色なのと、調子が低いので、お年の故かと思いましたが、わざと低い調子なのかもしれません。これはこれで哀れな雰囲気がよく出てますね。

 「ゆき」が澄んだ境地なのと対照的に「黒髪」は、どこか遣る瀬ない思いが残る作品なので、なるほどなぁ、と思いました。説得力があります。

喜音院
2010/04/19 15:09
端歌物は、低く調子をとったほうが、
歌も三絃も映えるので、
そうする方は多いですよ。
お年のせいではないと思います。
壱越にとるのは、尺八とあわせるため、
ということが理由として大きいと思います。
手事物でも、1メリもの意外でも、例えば
「新浮舟」などは神仙にとったほうが、
本当はいいのだけれど、とよく
大学時代の先生がおっしゃっていました。
ありす
2010/04/19 15:22
藤井先生が唄いだした瞬間、空気がシャンと張りつめたように感じました。
昔読んだ川端康成の雪国に出てくるシーンを連想しました。
芸子の駒子が黒髪を弾き始めたときの島村の衝撃がこんな感じだったのかなあと。
(自己流の芸子の芸と藤井先生の芸を一緒にするのは失礼かもしれませんけど・・・。)

この曲の感じと藤井先生の声がぴったり合っていて、曲のポテンシャルの高さが分かります。とても美しいですね。
同じフレーズに片方はスリを軽く入れたりして変化をつけたりしている所が単調な三味線パートに華を添えている感じがします。
藤枝梅安
2010/04/25 11:25
うーん、うなるしかないです。
自分がやった曲だと、本当によくわかります。

九州系では、唄も旋律楽器的というか、
器楽的なところがあって、
上方言葉をどこか意識している
大阪系の方とは、やはり大分違いますね。
京都の方もそうなのでしょうか?
菊原先生の演奏は、ですから若干速め、
藤井先生は少々たっぷりめ、になるのも
こういう芸風の差が
少し出ているのだと思うと
興味深いです。

しかし、両先生、芸風は違えど、
本当に三絃が雄弁なこと…。
ここまでの境地に達するには
どんな修行の日々を送っていらしたのかと
想像するのも恐いくらいです。
ありす
2010/04/25 12:28
清琴さんはどんな曲を弾いても自分のスタイルをしっかりもっていらしていいですね。
唄はなんか独特なので評価は分かれるのでしょうけど、三絃があまりにすごいので、地味な唄にマッチしています。
でも疑問は本当に唄は楽譜通り歌ってらっしゃるのでしょうか、宮城道雄さんの千鳥の曲や秋の言葉を聴くと自分の編集した楽譜とはほとんど違いますよね。
名人はこんなもんなんでしょうかね。逆に楽譜と違うから個性があるのか。いずれにしても素人がまねするとただのへたくそでしかないのでできませんけど。

最近ラジオ付きICレコーダーを買いました。
ラジオが録音できるので、NHKの「邦楽のひととき」という番組を録音して聴いています。みなさんの知識の豊富さに触発されて僕も少しは勉強せねばと思い立ちました。この番組は邦楽全般を紹介しているので地唄意外にも長唄や常磐津など色々聴けるので、素人にはちょうど良いかと。昨日は「石橋」をやっていました。でも演奏家はこのブログのように超名人級ではないので、「あの清琴さんの石橋を聴いてまうと、うーん。」って感じでしたが。
raimund
2010/04/27 10:46
黒髪が2回更新されていたのは気づきませんでした。
しかも私の大好きな清琴さんだったとは!
相変わらずのいい声にうっとりしました。
今日は朝から前なので、あのしっとりした曲調にぴったりです。
私が習った黒髪と宮城さんの編集の楽譜も唄が違いますので、それぞれの流派で少しずつ異なっているんですね。夕顔なんか唄は大分違いますし三絃も違うところがあるじゃないですか。こりゃもともとの曲はどんなんなん?と突っ込みたくなります。
先生曰くいまやっているのが、原曲にはかなり近いはずということでしたが、唄が宮城さんのに比べるとかなりシンプルなのでもともとはどの曲も結構シンプルだったのかもしれませんね。
藤枝梅安
2010/04/27 10:55
清琴さんは、本当にご自分の世界が
しっかり確立されてらっしゃいますね。
なんだか、箏の効果まで
引き上げているように感じました。
自分たちで黒髪をやったときでは、
やはり三絃のみがいいね、
といったものですが…。

宮城さんの楽譜は、あくまで演奏家・宮城道雄が
こうして唄っていた、という楽譜で、
ちょっと細かいニュアンスまで残そうと
しすぎている気がします。

そういうところで、やはり師匠について、
楽譜の行間のニュアンスを学ぶ必要がある、
と思うのです。

流派によって、一番大きな違いは
やはり唄なのですが、
皆さんお分かりでしょうが、唄と三絃は
やはり不可分で、唄が唄いやすいように
三絃の手がついているな、と感じます。
ですから、唄が違うと、
必然的に三絃も変わります。
三絃の手が基本の尺八の楽譜では、
「或」として、いくつかの流派に
対応できるようになっていますしね。

いずれにせよ、楽譜より、先生の
演奏を優先して覚えた方がいいと思います。
楽譜はあくまで覚えたものを思い出す
ためのもの、位に考えないと
先に進めない、そんな気はします。
ありす
2010/04/27 16:21
このサイトではもう定番の井上・藤井両氏ですが、
今回は合奏なんですね。
僕もこういう風に歌えたら気持ちいいだろうになあと聞くたびに思いますね。

黒髪は地歌を代表する名曲ですし、
4つも音源をアップされているということは
管理人さんはこの曲がきっとすごく好きなんでしょうね。
(僕もですけど)
比較的最初に習うにしては難しい曲だなあと思います。
弾くのは簡単ですけど、こういう風に味を出そうと思うと至難ですな。
raimund
2010/05/19 00:22
あわせて富山清琴さんの録音も聞き直してみたのですが、
一緒にお琴を弾いてはる方はどなたなのでしょうか?
こっちの合奏もいいですねえ〜。
raimund
2010/05/19 00:25
最初に習う曲って、難しい曲が多いですよね。
黒髪、夕顔、末の契…。
演奏効果のある華やかな曲よりも、
突き詰めると難しいということは
凄くよくわかります。

こうしてさまざまな演奏を聴き比べても、
なんというか、芸風のエッセンスが
ここにまとめられているような気がします。

九州系では、テテンというのは、
とにかくあまり鋭くなく、丸く丸く、
と注意されます。
藤井先生、井上先生などはそうですよね。
対して、大阪では、わりと鋭く、
かっこよくキメている感じがします。
菊原先生などは特に上でも書きましたが、
とても凛とした佇まいが感じられて、
これはこれでやはり味わいがあります。
大曲を聴く時にも、やはり
こうした曲で感じた基本的な差異というものが
注意深く聴くともっと感じられると思うと、
管理人さんの意図がよりわかるような気がします。
ありす
2010/05/19 02:09
九州なんてまがい物です。上方の渋く無表情なボンヤリとした味わい、わかりますか
へそまがりの東京嫌いより
2017/03/02 21:52

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