地唄FAN

アクセスカウンタ

zoom RSS 新道成寺

<<   作成日時 : 2010/03/13 08:40   >>

ナイス ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 5

管理人です。

皆様からコメントを頂戴してとても嬉しく、感激したのと、ありす様からのコメントに触発されて 今回は「新道成寺」の別演奏をアップさせていただきます。阿部 桂子師 (お箏は恐らく藤井 久仁江師)による演奏です。

実は先日アップした「新道成寺」も単に曲名だけではなく後に(富山 清琴師)と付記しておりました。以前raimund様からご依頼いただいたときに「何曲か保有しております」と記載致しましたので、後から見て判別しやすいように曲名に加えて演奏者も付記致しました。

初めて同一曲で演奏者の異なるものを連続してアップさせていただきます。
皆様はどの様な感想をお持ちになるか楽しみです。それでは一旦失礼致します。
唄・三絃 阿部 桂子師
箏 藤井 久仁江師
による演奏です。


31AB02

皆様のコメントに対する返信もブログ本体?に書き込むようにしたため、曲の場所が若干分かりにくくなっていまいスミマセン。今回 「新道成寺」を連続してアップいたしましたので、ここではすぐに聞き比べて頂けるように両方を合わせてアップするように変更しました。
唄・三絃 富山 正琴師
箏 富山 美恵子師
による演奏です。


20AB03



このたびありす様からのご好意で、歌詞・解説部分が補われました。本当に有難うございます。
本件は 富山 清琴師の演奏部分にも合わせて反映させていただきます。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 
 Special thanks to ありす 様  
                        2010/4/4
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

花の外には、松ばかり。暮れ初(そ)めて鐘や、響くらん。
暮れ初めて鐘や響くらん。鐘に恨みがかずかず御座る。
先ず初夜の鐘を撞く時は、諸行無常と響くなり。
後夜(ごや)の鐘を撞く時は是生(ぜしょう)、滅法(めっぽふ)と響くなり。
晨鐘(じんじょう)の響きは。生滅(しょうめつ)、滅已入相(めついいりあい)葉、
寂滅(じゃくめつ)、為楽(いらく)と響けども、我は五障(ごしょう)の雲晴れて、
真如(しんにょ)の月を眺め明(あか)さん。
道成卿(みちなりきょう)は承(うけたまは)り。
初めて伽藍立花(がらんたちばな)の。道成興行(みちなりこうぎやう)の寺なればとて、
道成寺(だうじゃうじ)とは、名づけたり。
山寺の春の夕暮れ見れば、入相の鐘に花や散るらん。入合(いりあひ)の鐘に花や散るらん。
去るほどに、去るほどに、寺々の鐘。月落ち烏啼いて霜雪(しもゆき)天に満汐(みちしほ)、
程無く日高の寺々の。江村(こうそん)の漁火(ぎょくわ)も愁(うれ)ひに対して、
人々眠れば、よき隙ぞとて、立ち舞う様(やう)にて覘(ねら)ひよつて、撞(つか)んとせしが、
思へば此の鐘怨めしやとて、竜頭に手をかけ飛ぶよと見えしが、引き担(かづ)いてぞ失(う)せにける。

<作曲者>
二世杵屋長五郎・芳沢金七
改調:杵屋六次郎


<曲種・調弦> 
二上り芝居歌物。謡物。

<作詞>
不詳

<初出>
1781年刊『新大成糸のしらべ』


道成寺の説話は元亨釈書からのものである。
天音山道成寺は天武天皇の勅願によって大宝元年に建立した寺と言われている。
この説話は毎年仏道修行のため東北から高野山に来る安珍という青年僧があり、
来ては日高川の近くの「まなごの庄司」に宿泊することにしていた。
庄司には清姫という娘がいて安珍に懸想していた。安珍は清姫の情熱を怖れて夜半追げ出し、
日高川を渡り、道成寺の釣鐘の中に身を隠した。
清姫は狂気のあまり大蛇と化し、日高川の激流を渡り、
安珍の隠れた釣鐘を七巻半まきついたところ、熱の為に鐘も山伏も熔けて消えうせたという話である。 謡曲の道成寺はその後日物語で、釣鐘再建の初日に清姫は白拍子になって現れ、釣鐘を落としてしまう。僧達の経文によって白拍子は蛇身となって日高川に退散ということになる。
地唄はこの謡曲の一部の歌詞をそのままうたっているものである。



「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 9
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
驚いた 驚いた

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
管理人さん、連日のアップお疲れ様です。

いや、まいりました、というほかありません。
さすがに阿部桂子先生、見事に九州系の
様でにこなしておられます。
「私たちはこう演奏しなさい」とおっしゃっている
かのように感じられ、まさしく正座です。

九州系では、唄も器楽的ではありますが、
「暮れ初めて鐘や、響くらん」のところで器楽が
テツテツテツテツとやるのが、まさしく鐘の響き。
大阪系が語りに一日の長あれば、
九州系は器楽にやはり一日の長あり、
という感じです。

管理人さんが特に私の名を挙げてくださったのも
なるほど、納得です。参りました。
弘法筆を選ばず、名人曲を選ばず、ですね。
こういった曲では大阪系の方には絶対に
敵わない、と頭からあきらめていた
ところがありますが、とんでもないことでした。

こうして、同じ曲を色々な演奏様式、しかも
名人の演奏で聴き比べるというのは、
もう、言葉で言い尽くせないくらい勉強になります。
本当に感謝致します。
ありす
2010/03/13 12:09
週末をいかがお過ごしでしょうか?

土曜日にも関わらず、新たなる曲の更新に管理人さんはパワフルな人なんやな〜と感心です。(*≧∇≦)ノノ☆
僕は週末は完全に電源オフでぐーたら人間の部類です。

今回は残月でお世話になった阿部桂子サンということで、いまや僕は九州系の演奏者のとりこです〜。
井上道子サンも大ファンになりましたしネ。
(八島サイコー。)

さらに ↑ありすさんも絶賛されている演奏なら間違いなしですね。
上方人は(比較的に)唄重視なので、京都,大阪では富山先生の演奏が受けるかもしれませんけど、僕はどっちか決めかねます。どっちもあり得ないぐらい華麗です。
ちなみに今回の方は
使っていらっしゃるスコアが僕の演奏したものと同一な物のようで、親近感がありました。(清琴さんのは一部異なってました。)

「新道成寺」は上方では結構大切にされている曲で、演奏される機会もまあまあ多いんです。僕としては大好きな曲ですから、「新ムス(新娘道成寺)」ぐらい頻繁に演奏されるようになると嬉しいのですが。

手琴の華やかさではやはり新ムスに劣るけど、簡素な美というか、こざっぱりとまとまっていていい曲だとつくづく思います。

raimund
2010/03/13 17:41
こんばんは、梅安です。
今ちょうどraimund他数名といっしょにいまして、
「新道成寺」の別バージョンがあるぜーということで、また聴かせていただきました。折目正しい演奏にこの曲の可能性を垣間見た思いがします。解釈もひと様々ということですね。

今日はこれより春の定期宴会を催す予定です。
だたの宴会じゃありません、
居酒屋で個室部屋を借りて飲みながら演奏するという、先生にばれたら睨まれそうな催し物です。
さすがに琴は持ち込めないので、三味線ONLYですが...。
予定では石橋や新娘道成寺、涙そうそうなどそれぞれ好きな曲を弾くつもりですが、この録音をみんなで聴いていると、もりあがって来てこの曲も急遽入れることに。

この地唄ファンはただものじゃないですね。
raimundは「管理人さんはきっと放送関係の人やわー」とか言ってましたが、人のことを探るような野暮はやめにして、そろそろ出かけたいと思います。
では。
藤枝梅安
2010/03/13 18:10
次々アップしていただき本当にありがとうございます。
この日を楽しみにしておりました。ありすさんのコメントも参考にしつつ大切に聴かせていただきます。
それにしても管理人様のものすごいコレクション!
恐れ入ります。
喜音院
2010/03/13 23:42
山田流出身の身ですが、30年程前(え〜!)当時すでに絶版となっていた譜面を師匠からコピーさせてもらい
教えていただきました。江戸音曲特有の歌や語りで育った私には この曲は不思議な魅力となって後半部分は今でも記憶に残って口ずさめる事に気付きびっくりしています。その後は譜面があると云うだけで 練習することもなく月日は膨大に流れたのですが、多少地歌にも縁が出来 あらためて聴く機会を得られ この曲にますます魅力を感じています。 
みゅうみゅう
2010/03/18 18:31

コメントする help

ニックネーム
本 文
新道成寺 地唄FAN/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる