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zoom RSS 舟の夢

<<   作成日時 : 2009/07/04 08:25   >>

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皆様 いかがお過ごしでしょうか?本日は「舟の夢」をアップ致します。

喜音院様から『「舟の夢」を楽しみにしてます』と仰って頂いたのに背中を押されて、本日アップさせて頂きます。喜音院様 いつもコメント本当に有り難うございます。

本演奏は矢木師によるものと思います。それではお楽しみ下さい。


05B02

次回は「八島」を予定しております。よろしくお願い致します。

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  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
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舟の夢(ふねのゆめ)


  焦がれこがれて逢瀬は苦労、楽しむなかに何のその、
  人目堤のあらばこそ、嬉しい世界に住み馴れて、
  流れ渡りの舟の内、それも浮世に帰るにも、
  しかじと鳴きてほととぎす。
  行衛いづくと白浪の、夜の筵に思ひ寝の、
  夢をうつつに驚かす、風は涼しき楫枕。


焦がれ焦がれる思いに逢瀬は苦労する。あって楽しいその仲は、人目があろうが少しも気にはしない。
恋愛の自由なこの世界に住み慣れて、舟から舟へと浦々を流れ渡って日を暮らす。まともな浮世に帰るにしかじとほととぎすは鳴いてはくれるが、さりとて、われながら自分のゆく目標もわからず、夜は筵の中で思う人の思い出を胸に寝入るけれども、その楽しい夢路を現実世界に引き戻す無慈悲な川風に、さめては舟の上で寝ていた不安定のわが身を見出す悲しい身の上である。

解説
[調弦]
三絃:本調子
箏:半雲井調子−平調子−半雲井調子

[作曲]
菊岡検校
箏手付け:八重崎検校

[作詞]
酒井某

[他]
京風手事物。
流れ渡りの舟に事寄せて、寄る辺ない遊女の恋の心情を歌ったもの。
手事は中チラシを挟んで、二段からなり、チラシが付く。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/hunenoyume.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表




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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
久しぶりに聞きました。
こんなに良い曲だったんですねえ・・・
その昔はそんなにも感じなかったんですが端正なよい曲です。
「屋島」も楽しみにしています。
酒乱会姐御
2009/07/04 17:12
いや、大変結構…というか、驚きました。

これは作品も演奏も大変ご立派で、言葉がないですね。
名演です。

八木師という方は初めて承りました。こんな立派な方がいらっしゃったんですね。

少し震え声ですが、歌、そして三弦、筝三拍子そろっていますね。菊岡、八重崎コンビの曲がこんなにいいと思ったこともありません。

私が菊岡の曲想はこんな感じであろうかと思ったら、本当にぴったりでした。

菊岡には、皮肉なくせに熱っぽく、常に思い悩んでいるようなイメージがあります。

思いつめりるように上昇する、あるいは思い悩むような長い旋律、独り問いかけ、答えるような掛け合い…

かくあるべしという演奏ですね。



喜音院
2009/07/04 23:14
酒乱会姉御様

お久しぶりです。「舟の夢」からのご参加ですね。しばらくご無沙汰しておりましたが、現在かなりのペースでアップを継続しております。まだお聞きになっておられない作品も随分有ると思いますので、最新の物だけでなく、以前の物に対するコメントも歓迎ですよ。よろしくお願いします。

最近は皆様からのコメントも多くいた抱けるようになり、特に喜音院様の様な詳しい方にもお聞き頂けているので、嬉しい限りです。

本日「八島」(屋島)をアップします。
地唄FAN管理人
2009/07/05 07:58
喜音院様

「舟の夢」お楽しみいただけたようで何よりです。八木師の演奏は残念ながら保有する物が数少なく、あまりアップできませんが、その中でもこの演奏は素晴らしいと感じています。

皆様からの活発なコメントを頂戴して最近このブログを開くのがとても楽しみです。本当に有り難うございます。喜んで聴いて頂ける方がいらっしゃるという事はとても励みになります。

これから「八島」をアップ致します。
地唄FAN管理人
2009/07/05 08:02
八木師ではなく、「矢木敬二師」ですね。漢字が違います。
この方の演奏は好きなのですが、「舟の夢」があったとは存じませんでした。
箏も立派な演奏ですがどなたでしょう?

実は私は「舟の夢」は菊岡の失敗作の一つだとさえ
考えていたのですが、この立派な演奏を聞くと
考えを改めざるを得ません。

名作も演奏一つでこうも印象が違うのか、という
まあ、喩えとして私をお笑いください。
ありす
2010/03/01 04:34
ありす様

ご指摘誠に有り難うございます。確かに「八木師」ではなく、「矢木師」の間違いでした。きちんと確かめもせずに大変失礼いたしました。

今後とも何卒宜しくお願いいたします。


地唄FAN管理人
2010/03/07 14:33
菊岡検校つながりでなにか他の曲ないかなと、探していたら「船の夢」という曲を見つけて聴いてみました。

おそろしくいい曲ですね!
しかも唄の音程が低い!
これを待ってました。
地唄のイメージは女性の声で「ゆき」などをのびのび歌っているイメージが強いのですが、この曲は絶対男声向きです。

しかも三弦がめちゃくちゃ綺麗。すてきすぎます。
でもこんな曲を弾けるようになるのは何年後やら。

先生の話では
昔の演奏者の調弦は今のように壱越じゃなかったんですってね。
もっと低め、というのは弦の材質が違ってあまり強く張れなかったからとか・・・。じゃあ昔の人が聴いていたのは今よりもっとしっとりと落ち着いた曲だったんですね。
乙音とか発声するの大変だったでしょうね〜。

この録音は手事部分が少し短くなっているようなのでちょっと残念ですが、でもこの演奏者恐ろしくうまいですね。

いずれにせよ菊岡検校恐るべし。
藤枝梅安
2010/03/31 11:42
書き込み終えてみたらありすさんも、この曲のこと書かれていてびっくりです。
失敗作というのは・・・。よほど苦手だったんでしょうね。
私は八重衣がきらいなんですが、どうしましょう。名曲といわれているのに。
なんかだらだら長いというイメージで寝てしまいます。完全に。爆沈。
いつかこのサイトで同じように苦手意識を克服できる日が来ることを切に願っております。
梅安
2010/03/31 11:50

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