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<<   作成日時 : 2008/10/12 12:55   >>

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皆さん お久しぶりです。
最近なかなか更新できずスミマセン。

本日は御山獅子をアップします。
唄・三絃替手 富山清琴
三絃本手 富信 清香/富上 清幸
唄・箏 萩原 正吟
の皆さんです。


02B03

萩原 正吟師。ちょっと聞くとぶっきらぼうなのですが、聞きこむと味がある不思議な感じがします。

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  Special thanks to 管理人 千 様  
    (邦楽データベース → 古典データベース) 

          http://www.eonet.ne.jp/~tngk/deta/koten/frame.html

                            (ご紹介者:藤枝 梅安様)
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御山獅子(みやまじし)


  神路山、昔に変らぬ杉の枝。
  萱(かや)の御屋根に五色の玉も、光をてらす朝日山。
  清き流れの五十鈴川、御裳濯川(みもすそがわ)の干網の、
  宇治の里ぞと見渡せば、頃は弥生の賑はしき、
  門に笹たて鈴の音も、獅子の舞ぞとうたひつる。

  山を越したる小田の橋、岩戸の前に神楽を奏し、
  二見の浦の朝景色。岩間に淀む藻塩草、
  世義寺の夕景色、野辺の蛍や美女の遊び、
  浮かれて汲むや盃の、早や鳥羽口にもみぢ葉を、
  染めて楽しむ老い人の、浅熊山(あさくまやま)の眺めも勝る奥の院、
  晴れ渡りたる富士の白雪。


伊勢の神路山は昔と変らない杉の枝、萱で葺いた屋根に、朝露で五色の玉が輝くように照らす朝日山、内宮を清く流れる五十鈴川、その御裳濯川に網を干した家の、このあたりは宇治の里かと見渡せば、ころは春三月の賑やかな季節である。
山を越したところは小田の橋で、その昔、天の岩戸の前で天宇受売命が神楽を奏して舞った事が思い出される。
二見の浦の朝景色は有名な景勝であり、岩間に淀む藻塩草をせきとめる世義寺の夕景色は格別美しいが、野辺の蛍狩りや世義寺のある古市の遊廓で、美女と浮れて汲む盃もまた楽しいことであろう。
さて、秋が来れば、鳥羽口の木々を紅葉に染めて楽しむ老人の、浅熊山の眺めにも勝る金剛證寺の奥の院の風景は、晴れ渡った駿河の富士山の白雪とともに絶景である。

解説
[調弦]
三絃:本調子−二上り−高三下り
箏:半雲井調子−平調子−中空調子

[作曲]
菊岡検校
箏手付け:八重崎検校
[作詞]
竹中墨子

[他]
京風手事物。獅子物。祝儀曲。
「御山」は伊勢の神路山を指し、獅子の舞や神楽などを詠み込みながら、伊勢神宮神域の四季を綴る。
手事は、マクラ・手事・中チラシ・チラシの構成。


インターネット上で見つけた歌詞の解説サイトです。こちらはリンクして参照頂くのが良いのではと思いますので、URLを掲載させていただきます。(山戸 朋盟様のHPより)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/miyamajishi.htm


「地唄FAN」は地唄の音楽事典としてお使い頂くことを目指してます。
以下から一覧表をご参照下さい。

作曲者別一覧表      五十音順一覧表      演奏者別一覧表

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
御山獅子、拝聴いたしました!!
いいですね、三絃の入れ手が入っても派手過ぎず、聴いていて気持ちいいです。
流派が違って、聴きなれない音色であっても、いいものは誰がきいてもいいですね。
近々アップされるとうわさの八千代獅子、楽しみにしております。
会員第一号
2008/11/12 21:39
会員第一号様 コメント有り難うございます。今聞きながら私も記入してますが、なかなか良い演奏ですよね。

しかしもし富山師が門弟を引き連れての演奏だったら、この様な形にはならなかったのではないかな。やはりこの演奏は萩原師がおられたから実現した雰囲気ではないでしょうか。

私は川瀬派のファンなのでこの程度のリズムの粘っこさが有る方が性に合ってます。
地唄FAN管理人
2008/11/17 16:49
この御山獅子は最初のフレーズは荻原正吟さんの声なのでしょうか?「神路山、昔に変らぬ杉の枝、萱の御屋根に五色の玉も」の部分ですが。どうも清琴さんじゃないような。
それ以降は清琴さんの声ですよね?演奏者は荻原正吟としか書いてませんが、清琴さんの声はもうなじみ深いので。それだけはわかりました。

荻原正吟さんは大村尚子さんの師匠なので、京都系の演奏ということになりますよね。
管理人さんは正吟さんの演奏(特に唄と三絃)を他にもお持ちなのでしょうか?
もしお持ちでしたら、どんな曲でも良いので是非アップして欲しいのですが。

この御山獅子すごくいいですね。
お三味線の運び方がすごく素敵だなあと羨ましく思います。
自分にはまだまだ到底できないことですから。

御山獅子に限らず、獅子物は明るく華やかですね。
春に演奏したら素敵ですね。
raimund
2010/04/22 23:40
>raimundさん
この御山獅子の演奏は、
富山清琴さん、富信清香さん、
富上清幸さん、萩原正吟さん
の演奏のようですよ。
さすがに清琴さんのお声は馴染み深いので
わかるようになりますよね(笑)。

御山獅子をもっとよく味わうために、
いつかお伊勢詣でをしたいな、と
思っています。ちょっと遠いですが。
ありす
2010/04/23 04:24
raimund様からのご質問にお答えするのを忘れてました。スミマセン。萩原師の演奏を保有しているかとのこと。確か幾つかは保有していると思いますが、まだきちんと把握できていません。もう少々お時間をいただけますか?よろしくお願いします。
地唄FAN管理人
2010/04/23 08:32
みなさん、ありがとうございます。
演奏者が分かり、スッキリ!しました。
実はあまり自信がなかったのですが、最初の部分がいやに京流っぽいぼそぼそした唄い方で、富山さんが引き継ぐと急に華やかになったので、もしやと、思っただけなのですが。

また別の曲で聞けたら勉強になります。
ありがとうございます。
raimund
2010/04/23 10:04
raimund様、ありす様 コメント有り難うございます。

昔アップした曲もさかのぼって聴いて頂いているようで有り難いことです。ありす様からご指摘いただいてますが、新着コメントの欄が5つしか無いので、すぐに書き込みをして頂いたことその物が消えてしまうので、なんとかしないといけませんね。

調べてみますがビッグローブの機能的な制限かもしれないので、根本的な解決は難しいかも・・・その時にはmixiなどの他の手段を使って補完する必要があるかもしれません。

さて演奏者の件ですが、冒頭の唄は萩原 正吟師だと思います。萩原師はほんの一節しか唄っておられませんがその後を富山 清琴師が引き継いだという形です。
大村師と萩原師の声は酷似しているので、なかなか音だけでは区別するのが難しいですが、富山師との関係で言えば最初に先輩の萩原師に唄って貰い、その後を富山師が引き継いだ形でしょうから、恐らく間違いなく萩原師の声だと思います。

加えてありす様からは演奏者の顔ぶれをご紹介頂きました。ありす様は凄いですね。演奏者をここまで特定出来るのは素晴らしいことです。秘訣を教えて欲しいです。

よろしくお願いします。
地唄FAN管理人
2010/04/23 12:20
あさって尺八でこの曲を出させていただくので
聴きなおしたのですが、
やはりこの曲はかなりのスピードが
無いと面白みがなかなか出ないですね。
この演奏もそうですし、
昔の名人の演奏は概して速いですが、
この曲、特に手事はスピードがないと
あの掛合いの面白さが出ないので、
やはり、こういうスピード前提で
作曲されているのだな、と感じました。
昔の名人の演奏は、単にSPの制限から
速かったわけではない、と、
この曲を合奏して実感しました。
ありす
2010/05/07 23:55
>管理人さん
秘訣なんて大げさなものではないです。
この演奏は、正吟さんと清琴さんが
演奏されていることはわかりましたので、
そのお二人を含めて、かなり大人数で
録音された「御山獅子」の録音、を
調べてみただけなんですよ。
このブログのおかげで、大体の名人の
お声は判るようになりましたので、
皆さんもこのようにすれば
多分お分かりになると思います。
秘訣をあえて挙げれば、
このブログを聴きこませていただく、
ということになるのではないでしょうか。
ありす
2010/05/08 00:05
ありす様 コメント有難うございます。

以前アップした曲を再度聞いていただけるというのはとても嬉しく思います。このブログは皆様のご協力で一覧表もそれなりに整って来ましたので、聴きたい時に直接アクセスできるのが随分便利だと思います。今までにも良い曲や良い演奏が有りますので、折に触れて参考にしていただけるのはとても良いことですし、管理人としても嬉しいです。

私もつられて久しぶりに聞きましたが富山師の替手の演奏は軽やかで面白いですね。

演奏家によって声が特徴的ですので、それは良い手がかりになると思います。一声歌うだけでそれなりの雰囲気にしてしまうのはやはり演奏家の力量なのでしょう。

今後ともよろしくお願いします。


地唄FAN管理人
2010/05/08 18:55
こんにちは。

今度、踊りの稽古で“御山獅子”をお願いしたので、あらためて、聴きにまいりました。(師匠が、伊勢出身、ということもあり、他の流派ではたぶんないと思いますが、この曲にどんな振りが付くのか、とても楽しみです。)
お箏では、とても教えていただくところまでは行けませんので(笑)、せめて踊りで、、、なんて、お箏の方たちに失礼ですけれど。。。

この演奏は今回初めて聴かせていただきました。すごいです。。。今までに聴いた、現代の演奏家のものもそれぞれに素敵でしたが、これは、、、聴いていて、ワクワクして来るのをとめられませんでした。 はぁ。。。です。。

富山清琴師の歌は、もちろん、いつもながらすごい力、、だと思いますが、萩原正吟師の、淡々とした歌いっぷりも、とても印象的でした。

それと、いつも思うのですが、さぞ古い音源からおとりになっていらっしゃると思うのに、音が綺麗ですね。昔、家にあった古いレコードの音とは比べものになりませんね。。。

さぁ明日からの稽古、しっかり気合いを入れて、のぞみます
こんな曲を汚したくありませんから(笑)

ジャンル違いのコメントで、申し訳ありません、あんまり素敵だったのでつい。。。

ありがとうございました。

happydance
2012/03/27 18:33

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